「鬼の会」結成一周年に思うこと

2004/09/15 (Wed)
「鬼の会」結成一周年に思うこと昨年9月、市職員による「6中の新築工事の入札」間違いを取り上げ、不手際を追求したのが「鬼の会」結成のキッカケとなった。
市の入札によもや間違うことはあるまいと思っていたのが、事実は間違いを犯した発表をし、入札会場に入場する資格のない人物の異義発言によって、落札社発表後に間違いが発覚、他社に決定されたもののようであった。
時の総務部長は「断じて間違いではない」と突っぱね[入札はマニュアル通りにやった」と間違いを断固として認めなかった。
明らかに職責の横暴であり「官は民の上にあり」とする意識がありありと市民の眼に映った。
そして責任をとるどころか一階級昇進の収入役に収まっている無頼の役人だ。これには市民感情として承服できない問題として残っていった。
そして市長選挙が始まる。片や前市長が院政を敷くためではないかと噂される元助役と、三度目の正直を狙う安部三十郎氏との事実上の一騎打ちの選挙戦だった。
支持議員数では圧倒的な元助役の敗退によって、行政面では未経験な安部候補の当選となったが、その時点から米沢市は人材的に左翼思想らの登用が行なわれ、ある教育者の意見を借りれば「米沢市の赤化は確実に進んでいる」ということになる。
選挙戦の後遺症もさめやらぬ時期に、古紙の買い入れ業者が全市内にチラシを撒いて、古紙が有価物であることを市民が知ることになる。それでは市の対応はと調べてみると、多額な収集運搬料を随意契約している一社に支払い、あろうことか少なくとも過去7年間にわたって、収集した古紙を無料で提供していたのである。
その金額は実に数億円の巨額にのぼるものだった。古紙に相場がない場合は致し方ないとしても、古紙が再生資源物として買取り価格があるとなれば問題は相場通り米沢市の収入になって然るべきである。として以来古紙問題に取り組んできた。
古紙問題については住民監査の結果を待っているところだ。が、古紙問題や除雪問題などなど行政が随意契約することで、市民には不利益な支出をしていることが判明した。
競争原理が働かない入札制度を行う担当課に問題が起きているようである。
今後、地方自治体の財政は間違いなく厳しい状況となり、少ない予算で如何に効率的な公共事業を行うかが問われる時代である。
しかし行政側の認識は「業務が適正に遂行されれば経済性まで考えなくても良い」などと議会でノーテンキな発言をする、時代の変革に気づかぬ体たらくぶりである。
このように自浄能力を期待出来ない米沢市政に、住民による行政チェックの重要性を「鬼の会」は提唱する。
インターネットのホームページのアクセスは本日で84000を越えている。心ないいたずらや個人攻撃を目的とする書込みが多数を占める中で、毎日500弱の方々が我々の主張・運動を見られていることは数字が示している。が、本会メンバーを強請りたかりの集団だとか、本会の主張が根のない右翼や極道の主張であると市民に位置づけ、牽制しようとする行動は、明らかに、当会の活動によって官民癒着の甘い汁が吸えなくなる人々の抵抗であろう。

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