行政と業者の談合発覚!!

2004/09/02 (Thu)
行政と業者の談合発覚!!9月1日の広報よねざわ7ページの「生活だより」の欄に環境生活課からのお知らせが掲載されている。その中で「分別資源について」の項に目を通していただきたい。
平成15年度 ¥12,306,600円 分別資源物の売却益は、米沢市の収入になっていると報告してある。が、これは明らかにおかしく環境課が市民の目をそらすための戦術である。
デスクに情報公開によって手に入れた業者と前市長との間に交わされた平成15年度の契約書のコピーがある。その契約には分別資源物は市が業者に無償譲渡するものであると締結してある。
無償譲渡を約束してあることから売却益の出る道理がない。
上記金額について市の財政課に問い合せたところ、平成15年度の会計に於いて分別資源物の売上高・売掛金・未収金等は計上されていない。
平成16年5月31日に入金処理をしたが、勘定科目は租収入として扱い、名目は使途指定のない寄付金であることがわかった。
環境課に問い合わせたところ「業者との話し合いで決めた」という答えが返ってきたが、行政が業者と交渉することによって、寄付金として上記金額を出させ、行政はその金額を公報に「売却益」として発表したものである。本会の追求が厳しくなっている現今、環境課はいかにも分別資源物を無償提供してはいないのだとするカモフラージュをしているに過ぎない。
平成15年度の資源物の対価は「無償」とされて取り交わされた契約である。
契約履行後、行政と請負業者による談合によって金銭が授受されたことは大きな問題である。
この度は市に入金があったことで問題ないと考えがちだが、逆ならどうであろうか?
今年7月30日行われた「市道沖仲成島線道路改良舗装工事」の入札に於いて、市の予定価格4,770万円にたいし1,550万円で落札した物件は安すぎると問題になった。
しかし契約履行後、市は談合によって、儲からないことを理由に請負業者に対して補助金、雑費等の名目で金銭が支払われるのであろうか。
業者との談合によって、金銭の授受がどうにでもなるものであれば、もはや契約とはいわない。いやしくも市と業者との契約である。契約は厳然として護るべきものである。その契約を一担当課が業者との談合で破るとは何事であるか。米沢市が交わす契約とはそんな軽いものであったのか?
市民からすれば内容はどうあれ米沢市の収入になったのは喜ばしいことに違いない。
止まれ! 担当課の行動によって米沢市の契約というものに拭いされない汚点を残したとものだと思えないだろうか。
これらの軽率さが米沢市を預かる職員たちの実像なのである。談合すれば業者はどうにでも職員の要求に応じてくれるものであるか。今回のように契約を無視しても上記金額をありもしないはずの売却益として発表させた裏には、過去に於いてこれらの金額は米沢市の収入とならない、関係者個人に動いていた金額ではなかったのかという疑問さえも湧いてくるのだ。
本会は古紙問題を通じて、行政の市民を無視する恥部に迫る努力を続けていく所存だ。
一担当課と業者との癒着の実態が、売却益だとするマヤカシで証明できるのではなかろうか。

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