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にっほんのゴミ大陸に渡る

kage

2004/07/29 (Thu)

にっほんのゴミ大陸に渡る

 数日前にNHKが放映した上記題名のビデオを拝見した。
再生資源の町、中国台州市の現状を取材したものである。日本では廃棄物として処理される寸前の各種屑金属類が中国に輸出され、中国の企業で細分化され、再生された金属類が日本に逆輸入されているという現実態を取材したものであった。
中国人は「資源は有限・再生は無限」だとする哲学に支えられて、再生事業は市の主企業として位置づけられ市民の暮らしを支えている。

 鉄1tを生産するには「鉄鉱石2.4t+石炭0.5t」が必要だが、再生資源では1.2 tで間に合う計算になる。アルミに至っては、10%の新原料を補充するだけで新アルミ鋼が出来るという具合だ。多少の金も採れるし銀もある。大量の鉛も銅も出る。

 厄介物のペットボトルに標準を絞れば、中国業者の買値が1㎏20~25円の高値である。日本では自治体が業者に無償で提供しメーカーがキロ当たり50円を再生業者のために負担するというシステムであった。
千葉県習志野市の場合、ペットボトルの処理に年間4千万の支出をしていたが、中国に売り渡すことで800万円の歳入になった。
したがって、市内の再生業者の材料置場は空っぽになり、横須賀市の入札に参加、廃ペットボトルを買い入れてくる状態になっている。
日本での再生ボトルからつくる糸はシャツなどになるが、中国の再生では純度が落ち糸にはならないが綿になって「ぬいぐるみ」の材料になるという具合だ。

なるほど中国の安い労働力を活用しての資源再生事業の成立ではあろう。が、米以外は無資源に近いわが国の再生資源物に対する甘さは論外といえるものだ。
金属屑やペットボトルなどの再生資源物でさえも有償として価値観をもつ中国だ。まして古紙再生業者の日本での競争は熾烈を極めている現状を、行政は認識しなければなるまい。

政府により容器リサイクル法が制定されたが、途端に米沢市はそれまでに行なってきた集団資源回収を止め、回収した資源ゴミは1社を選んで無償提供の契約としたのだ。
それまでは集団資源回収によって、各町内会の育成部などの活動費に充当できる資金として重宝がられ、町内あげての回収運動になっていたものである。
収入は消えて業者の手に渡っていったのである。言い換えればリサイクル法は、本来地域住民に還元されるべきものであるが、行政判断の随意契約という手段をもって、特定な1業者の利益となってしまったのだ。

資源リサイクル法は他市町村と違って、米沢市の場合はトテツモない「鬼っ子」を生んでしまったということになる。その額面推定2億円也。
鬼の会は、各地の行政対応や世界の常識を踏まえて、本市の資源ゴミに対する真摯な対応を求めているだけのことである。
他紙の資料やデーターを活用し説明しても、なぜ頑なに現状撤回に向かおうとしないのか、行政の無能さは市民の損失に限りなくつながっていくことになる。
なによりも市民の行政監視の眼が大事だということであろう。

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