決断力に乏しい安部市長に市民は総慨嘆!

2004/06/02 (Wed)
家に帰ったらテレビを見ていた妻が呆れたようにいう。「いま、米沢市の合併問題が報道されていたから、見ていたけど安部市長は決断できない人ね。大事な会議なのにニコニコしてまるで緊張感どころか締まりない顔が不愉快だったわ」「あいつはどんな時にも微笑んでいて、男モナリザの微笑と揶揄されているんだ」と私。憤然として妻は「モナリザに失礼だわよ」わが家での夫婦の会話だった。米沢新聞の一面記事を読んでみて唖然としたのは、あながち小生だけではなかったようだ。今日は朝から事務所の直通電話は鳴りっぱなし、出入りする人たちは異口同音に、安部市長の合併問題の対応の優柔不断さに批判的な意見を吐いていた。
書込みがあり、サルでもリーダーには指導力や決断能力は不可欠だ。米沢市長はサルにも劣るのかという趣旨のものであった。市民感情としては当然の感慨であっただろう。安部市長のいう「選択は目の前に迫っていない」と捉えて緊張意識の欠如。「合併論議はゼロから」呆れたのは「しかるべき時にはっきりさせる」とボケた回答をして、合併問題は「する、しない」のどちらつかずで会議は迷走するばかりだ。
安部市長の前歴について詳しい人物に話を聞いた。その人物は開口一番「心配していた彼の優柔不断さが、早く出過ぎたようだ。彼は率直に申して、市長の大任が務まるはずがない。世紀合成では総務部の平社員で係長にもなれなかった人だ。したがって人の上に立ったことがないから決断する修業を積んでこない。上司にいわれて仕事をさせられてきた人なんだ。
8年前に立候補したキッカケは、批判票数を知りたいだけが目的であって、応援部隊は2度だけの挑戦で3度目の立候補はない。が、約束だったという。だから応援部隊は最初から安部は泡沫候補を自認しての選挙戦だった。いまさら申し訳ないが、米沢市民は一番悪い選択をしたと結論できるものだ。彼に市長業など土台無理な話だ。まず、決断力に欠け、すべての責任を市民にかぶせてしまうのがオチだろう。合併特例債を確定づけるまでのタイムリミットは少ない。この期に及んで時期は熟していない」という市長だ。時間的感覚に狂いが生じていることは確かなようだ。米沢市民は院政を排除し、滅びの選択をしたことになる。「前門の虎、後門の狼」とは米沢市民の現況の立場をいうのだろうか。
「市長リコール」の声は確実に広がっているが、「市長になったばっかしで、何も彼もわかるわけねえべに。辞めるさせるだなんて、もごさかんべ」など、根拠のない同情論があるだろうから、リコール運動が展開されるまでには間があるかも知れない。
合併による特例債を拒否するならば、米沢市民はよほどの覚悟を強いられると思っていい。第一に地方交付税が減額されることは必至で、予算が組めなくなる。
固定経費のうち公務員の人件費を削減することが出来ないから、増税覚悟の市政となる。市民は一様に「ボロは着てても、心は錦」の清廉な覚悟が出来るかどうかだ。
市の命運を賭ける合併問題だ。時間の経過とともに、いよいよ土壇場に追い詰められてきたようだ。そこに優柔不断な安部市長が、宙ぶらりんな態度でいるという式だ。

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