政治家に必要なものは「金と票」だ!

2004/05/19 (Wed)
国民年金不払い問題が長く尾をひく国会になりそうだ。これは国民の「票」に深く関係しているからだが、今までの数々の汚職や疑獄は「金」が介在するものだった。国会議員に限らず地方議員にしても「金と票」の前には人格を喪失するのが議員の常識となっているようだ。本会が取り上げた一般廃棄物収集運搬業の不許可問題の裏面を探ってみると現職県会議員の姿が浮き彫りされてくる。不条理な行政がつづくならば、議員の名前を公表する必要もあり、いかに議員職の肩書きにものをいわせて業者に癒着し「金と票」を得ていたかがわかる。
若い頃は権力の行使などは「マサカ」の域でしか捉えていなかったものだが馬齢を重ねるにしたがって議員たちには「金と票」がなににも替えがたい聖域であることがわかってきた。議員たちの手口は、まず行政の担当者に擦り寄り脅し、すかしながら業者に優位に働くように手を打ち、その業者に儲けさせ儲けの一部が流れるように仕組む。公務員は議員と称する肩書きには滅法弱く、反発を感じながらも自己保全のために、鵜飲みも致し方ないというのが実際のようだ。だから、議員、公務員のどちらからも正義感が失われていくのが現状。
したがって、業者も悪いとはいえ経営上の問題がからむし、公務員といえども議員の便宜を計ることによって己れの出世欲が満足できるというものだ。だから両者は或る意味では被害者かも知れない。悪いのは議員職の肩書きを振り回す連中だと思っていい。諸悪の根源は真の民主政治を理解せず無責任な投票を繰り返す民衆にあるのだが、民衆にも言い分はある「選ぶにも選びたい人物の候補者がいないからだ」
出でよ!社会正義を標榜する勇気ある候補者よ! 鬼の会は来期市議選に候補者を擁立する。このままでは米沢市の伸張は停止してしまうからだ。

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