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日本の女性たちは個性を失ったのだろうか

kage

2004/04/16 (Fri)

 小生の勉強会の部屋が築地だから、有楽町駅から銀座四丁目の交差点を通り抜けて歌舞伎座、新橋演舞場の前を築地の魚市場方面に歩く。場外魚市場とは大通りをはさんだ向かい協栄ビルの3階がその場所である。築地小劇場誕生の地が演劇協会創設の地になっているからであろう。近くには朝日新聞社があり、国立ガンセンターがある。
仕事がら歌舞伎座に出入りすることが多いのだが、幕間の時間を歌舞伎座の売店を楽しむのも乙なものだ。以後の感慨は小生たった-人の勝手な思いだからお許しいただきたいものだ。歌舞伎座の売店を眺めていると、ご婦人用のハンドバックのコーナーに、あまりにもステキなデザインのバックが陳列されていたので、腑甲斐なくも棒立ちにさせられたものだ。衣裳は布地に平山郁夫画伯のシルクロードを坊佛とさせるキャラバン模様のパックだった。こんなステキなバックを手に持つ人は、いかなる美女であろうか。年甲斐もなく豊かな想像をめぐらせながら、悦に入っている時間が楽しかった。

銀座に限らず失礼だが、歩いている女性のバックは猫も杓子もルイビトンまったく個性というものがない。この様な風景はどこの土地でも見られることだろうが、ルイビトンというバックのデザインに限って、美意識を感じないのは小生の教養のなさであろうか。

歌舞伎座で見たあのバックが、どうにも頭から離れないのだ。幸い三人の娘たちは外国製のバックを欲しがらず、何故か甲州の印伝に深い興味をもち凝っているようだ。

どうも女性たちはバックや袋物が好きらしくて、妻ですら三十以上の袋物を持っているようだ。勿論 買ったものや自分の手づくりのものも入れてである。バックに興味があるならば当然ルイビトンの類のブランド物を欲しがっていいはずだが、わが家にはトンとそれらしきものは見当らないのである。「ルイビトンは欲しくないのか」と聞いてみた時がある。妻や娘たちに「あんなダサイなもの」と一蹴されてしまった。話はこれだけのことだが、日本の女性たちはもっと個性というものを大切にすべきではなかろうか。と、余計なことを考えている。世界中が禁煙運動の最中に銜えタバコで通勤する女性たちを目にするたびに、君たちにはルイビトンがよく似合うと思いたがるのは小生だけであろうか。

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kage


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