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インスタント文明について

kage

2004/04/07 (Wed)

 インスタント食品による弊害について、小市民氏は「豊かな食文化の破壊」と「地方の特色ある食が廃れてきた」とある。正月に西瓜が店頭にならび、年中苺やきゅうり茄子が食べられる。と、いう具合に季節感が失われてきた。子供の頃、食物と同時に季節感を養ってきたものである。
さてインスタント商品について小生も一考せざるを得なかった時がある。3人の娘たちが育つ期間、わたしは3度の食事の意味は家庭団欒の幸せを噛みしめる時間だとして、食事は季節感のある材料によって、家庭で料理をつくるものと妻に提言した。料理好きの妻と意見の一致をみて食事はインスタントものを極力、わが家の食卓から排除することにしてきた。まず、小生が食べないことにした。結果は子供たちに支障がでてきた。まず、インスタント・ラーメンとはどんな味のするものか。幼稚園や学校で友達との会話に入れない。妻は困って、私の留守の日を選んで娘たちの疑問に応えていたようである。が、娘たちは母親の料理がおいしいからとインスタントものには興味をもたなくなってきた。

コーヒーについても、嗜好品は手間をかけて時間を楽しむものだと豆を挽かせ、サイフォンでコーヒーを楽しんでいる。ならばインスタント・コーヒーがわが家にないわけではない。「コーヒーがお好きな家庭のようだから」と贈答品のコーヒーはある。妻も娘たちも小生が留守の間はそれを愛用しているようだ。最近、嫁いだ3人の娘の家庭を訪問すると、サイフォンはどこの家にも用意してあり、インスタント・コーヒーを飲まなくなってきたという。亭主に本物を出して喜んでもらうためらしい。インスタントものはゼリーに使ったりして用途を考えているようだ。

ところでインスタントもの出現による食卓の変化は家庭の母親が食事をつくる時間を他の時間に浪費していることと、料理の知識がないことに起因すると考える。かけがえのない子供たちの成長に伴って食卓の理念が母親によって違ってきたことだろう。実は食卓がどれほど子供たちの成長過程に教育的な意味をもっているかを考えてみるといい。食物を通じて母親の愛情も伝わるだろうし、食卓にのぼる食種によって、家庭の経済状態も子供たちに伝わるのではあるまいか。インスタントものの多くは揚げ処理されたものである。油は短時間で酸化する食品である。酸化するということは腐るという意味である。したがって、揚げ物は体の中で過酸化脂質となり、血管壁にベッタリと張りつき血管を細くして血液の流れに支障を来す物質になることから、油処理した食品は遠慮したいものひとつである。

成長期の子供がアレルギー体質になる要因でもある。「医食同源」母親はできるだけ材料を選び手づくりで食物をつくる努力を惜しむことなく、食卓を囲んで子供たちの健康管理もかねながら家庭の団欒をもつことであろう。運動会や遠足の朝、弁当屋が注文にテンテコ舞いすることのないように。子供たちは母親の弁当を期待するものだから。

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