三十路氏へ

2004/03/31 (Wed)
梁沢地区に計画されている産業廃棄物終末処理場の会社「森崎興業」の社長は金子剛三氏、NCVの社長でもある。現在、地区周辺でもめている会社の恥部をNCVを使って市民に報せることはしないだろう。 当該会社は前社長の資本力で立ちゆかなくなり、荘内銀行が不良債権化を恐れて力のある金子剛三氏に頼み込んで6億円を融資、前社長の負債の一部として5億数千万円を回収したものだ。荘内銀行は見事な立ち回りをしたことになっているが、予定地周辺の住民の設置反対に森崎興業だけでなく荘内銀行も住民説得に苦慮しているのが現況のようだ。仮に住民の同意があった場合でも、この筋の設置にはブローカーが必ず関与する事業だけに一難去ってまた一難と事業の進展にはまだまだ困難な処理すべき難問を抱えていると聞く。住民の反対理由のひとつとして「他人に譲渡することはできない」とした一札が山形県側から取られていることをあげている。が、この件は譲渡にあたらない。会社名も同じだし資本の関係から金子氏が株主の了解のもと株式投資して社長に任命されただけのことだから法律に触れる問題ではないようだ。 一部ブローカーたちが水面下で騒いでいるのは、前社長が「認可が下りた時点で譲渡する」として前金5千万円程度の運動資金を受領した経過がある。埼玉県の会社を譲渡先として企画されたものらしい。
ところが以前に処理場を譲渡した前例があり、県は許可を出す条件として「譲渡禁止」を条項に加えた上、処理場の認可を与えたものだ。譲渡が不可能となって困窮したのは前社長らだった。前受金の返済もならず、かといって処理場の造成資金にも窮したところに荘内銀行が慌て出したというのが実情だろう。ところで、埼玉県の譲渡を受ける会社は幽霊会社で5千万の前金を都合したブローカーが別の人間だった。だから前受金を支払った会社は金を受け取ったものの実態のない会社だけに、前金を用意した人物に返されるべき5千万円が消えてしまった。その金をめぐってスッタモンダがはじまっている厄介な処理場計画である。表は住民の反対、水面化では5千万円也の金額をめぐってイザコザは続くばかりだ。この騒動どうなるか、市民の関心事に違いない。

市政の無責任さを問う≪ | HOME | ≫いやなご時世になりやした
コメントフォーム

この記事へのトラックバック

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)