合併の憶測

2004/03/16 (Tue)
川西町の住人は「米沢市と合併するのが自然ななりゆきだと思う。第一川西町は財政的にも完全な行き詰まりを見せている。米沢市に助けてもらう以外に救いはないと思われるのだが」という。「米沢市の議会は川西町との合併に賛同したでしょう。合併を断ってきたのは、川西議会あんたでしょうが」 長井市を含む二市一町の合併案も長井市の反対でオジャンとなった。どこの市町村も米沢市との合併を嫌っている。このままでは合併問題はスンナリとはいくまい。長井市は合併の方向をかえて、南陽市、川西町、飯豊町と合併の規模を広げて二市二町の合併を模索しはじめている。依然と独立独歩は高畠町と白鷹町か。残された小国町は越県合併の方法もある。
掲示板にもあるが、高畠町民の米沢嫌いは堂々たるもの。歴史的には天領から米沢藩に委譲された士地柄らしく、天領時代の比較的自由闊達な暮らしから、米沢藩の締め付けに自由を奪われたかのような遺恨を今もって遺伝子が記憶しているのだろうか。米沢藩の中心は米沢にあり、租税は周囲からの調達にあった。したがって米沢は役人官僚の町であった。今風にいえば、米沢市は公務員の町であり、周辺の村は公務員たちを養うための租税提供者にすぎなかったということになる。加えて理不尽とも思える苛酷な縛りもあったろう。武士官僚たちの威張りは程度の差はあっても今もって変わらないものがある。
市町村合併とはいっても、歴史的な怨念を風化させた上で、未来の郷土を見つめた上での大合併が望ましいものだと考えられる。米沢衆はウダデからだとか、ザワ衆は嫌いだ。などの狭量で未来の郷士は築けまい

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