市長と公務員たちの奢り

2003/10/11 (Sat)
既報、市立第6中学校新築工事による競争入札は、落札社変更という前代未聞 の珍事で一件落着したようだが、入札の仕組みをめぐっていまだに燻りつづけ ている。執行者4名(市職員)全員が入札書を確認し、入札書の順番を整理し たのは契約検査課補佐だったと町田執行人は言う。[Q&A]
Q 確認の時点で落札社が確定していたはずだ。ならば落札社を読み上
げる前に補佐の整理間違いに気づかなかったわけは?
A 町田執行人(総務部長)異議が出てはじめて整理間違いに気づいた。
Q 単純な補佐の整理違いであれば、直ちに当該2社に入札書を開示し
陳謝した上で了解を得るべきでなかったか?
A 入札マニュアルに従い再発表したが異議が出なかったので閉鎖した。
Q 落札社変更が正当なものであったかを証明する第3者がいない。後
日紛争の火種にならないよう配慮が足らなかったのではないか?
A 町田執行人(総務部長)異議が出てはじめて整理間違いに気づいた。
Q 確認の時点で落札社が確定していたはずだ。ならば落札社を読み上
げる前に補佐の整理間違いに気づかなかったわけは?
A 落札社発表は絶対であり、開示する必要はない。金額が大きいので
当該入札に4名が執行に立ち会ったのだ。
Q 4名の執行人がいてすら間違ったのは事実だ。執行人に謙虚な態度
があったならば入札室の中で解決できた問題だ。業者のいう弱者に
対する配慮に欠けていたのは公務員の奢りというものだ。
A 入札の状況を説明した上で議会で陳謝した。だから今更、市民感情
が揺れているといわれてもマニュアル通りにやったことだ。マニュア
ルには間違ったら訂正して発表することとなっている。
Q 今までに落札社変更という重大な過ちはなかったと聞いている。さ
らに異議によって確認作業がなされたようだが、当該の入札書は6
枚のうち中頃から引き出されたと入札室にいた2業者が見ている。
12社が各々JVを組んで入札書はわずか6通。しかも、他社4通は
7億円台であり2社だけが5億円台であった。たった2通の入札書
を間違えるとは言語道断、これが公務員のする仕事か?公務員に
寄せる市民の不信感をどう説明する。処置は?
A この度の入札だけに限ったことではない。過去にもいろいろあった。
Q だから許されるということにはならない。一般企業ではペナルティ
が課せられるミスだ。公務員にペナルティはないのか?
A 過ちを繰り返さないために今協議中だ。
Q ある市民によって入札妨害で刑事告発がなされているのは知ってい
るか?
A 聞いている。マニュアル通りに進めたのだから問題はない。
自己保身にのみ終始する町田総務部長の言葉の裏には、公務員の奢りとアンチ 社会性だけが目立つものだった。さて、一市民の告発を同じ公務員たる警察は どのような対応をみせるのであろうか。市民の公務員に対する不信感はいよい よ高まるばかりだ。

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