官僚天国あいも変わらず

2004/02/25 (Wed)
昔、士農工商、いま官政公民の時代であり、いつの世も庶民は農民のごとく報われることの少ない税負担者の地位に閉じこめられている。今朝のテレビは消防庁の幹部が無料で住んでいる豪邸を問題化して報道していた。が、消防庁はインタビューを拒否。相もかわらぬ官僚高官の無駄な待遇に問題がある。ちなみに官僚官舎の近くに第一線で活動する消防士の寮があって、一部屋に二人が同居する狭い寮である。
同行した不動産鑑定士の賃貸家屋の場合の算定によると、どの官舎も月額40万円はくだらない家賃価で、日本庭園つきの長官官舎はナント月額400万の賃貸評価が出る始末だ。報道陣にかぎらず唖然とする官僚待遇である。
年金事業団が投資して建てたグリーンピア構想は、国民が老後のためにと考えてせっせと厚生年金や国民年金を積み立てたものだ。その積立金を政府はこのうえなく無計画に国民の虎の子の年金資金を使い散らしてしまったのだ。
その責任の所在も問わないうちに年金の支給率云々を取り沙汰している。官僚の感覚にはすでに失敗した責任の弁解すらもない。厚生省所管の特殊法人、年金福祉事業団が1980年に開業した大型保養施設だ。全国に13カ所ある「グリーンピア」はことごとく失敗におわって売出しされているのはご承知の通りだ。
こうして年金の積み立て金や税金は渡り官僚のドル箱化され、無駄使いされて消えていったのだ。官僚には反省もなく次なる餌を求めて渡りを繰り返していくことになる。こうして官僚と政治家の国民不在のもたれあいはつづけられていくのだ。ここまでされて怒らない日本人は世界中から「無能扱い」されはしないのだろうか。

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