あきれた官僚天国日本

2004/02/12 (Thu)
中央官僚の腐敗は日々報道され、滅びゆくわが国の未来を暗示させている。こんどは警察官僚による裏金づくりの体質が明らかにされようとしている。槍玉にあがったのは北海道警察の旭川中央署。
裏金づくりの手口は「旅費のピンはね・捜査報酬費の偽造」などによるもので、それらをプールして、署長の交際費・餞別・冠婚葬祭費・ゴルフなどの遊興費にあてられていた。
これらは内部告発によって明らかになったものだが、元原田旭川警察中央署長は警察官僚の腐敗を防がねばならないと自らテレビ出演して実態を語った。「私は月5万円を交際費として貰っていたが、今考えてみると慚愧にたえない。裏金の手口で大きいのは捜査協力費・情報提供者に対する報奨費の領収書偽造だ。
警察には捜査に協力してくれた人を対象にした報奨費が払われることになっているが、実際には偽の受領証を作成しその金額をプールするのだ。したがって、受領者に直接取材するとほとんどの人が受領していない空の受領書であることが判明した。受領書の名簿は電話番号帳からランダムに選ばれていた。警察官僚たちが編み出した末端まで警察関係者が知っている事実だという。
これに対して北海道警察本部長は内部文書に目をそらして「警察にその事実はない」とキッパリ否定。悪を取り締まる警察が国民の血税をくすねているのだ。これは氷山の一角に過ぎない。全国の警察が同じ手口で税金の私物化を計っているのが実情らしい。滅びゆく日本の一角をかいま見る報道である。

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