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合併どころの話じゃないよ、財政破綻寸前の米沢市

kage

2004/01/30 (Fri)

 故鈴木金造元市議の遺作「雑巾の詩」を改めて読んでみた。全編を流れる詩は米沢市の財政破綻寸前を憂い、いち早く対処しなければ米沢市は取り返しのつかない財政破綻に陥ることを、血を吐くような熱情で訴えているのだ。葬儀列席者に一部ずつ配られていたが今更のように彼を議員として議場に送らなかったことに罪の意識をもつ人も多くいるようだ。米沢市民は才人を失ってしまった。  

さて、本日の米沢新聞は米沢市総合計画と財政計画発表を掲載している。「厳しい財政見通し」だと今さら市民に発表されても、市民にはピンとくるものではなかろう。いつものように減額されたとはいえ不況をよそにボーナスを支給し、相変わらず高額な人件費を支給している現実。それでいて財政破綻寸前はなかろうよ。入札間違いを是だとして頑張りぬいた町田富保総務部長は「切るものは切って、財政再建団体に陥ることのないようにしたい」と決意を述べているが、3月には退職する職員のパフォーマンスではある。

 市民に知っておいてほしいこと。「公務員は退職後は一切の責任も課せられない」ことだ。高橋市政中の過払いや横領などの不祥事一切は安部市長の責任として裁かねばならないということになる。

 米沢市がもし合併するとなると財政試算はどうなるか?

 職員数約1200人 退職金:概算で150億円が必要になる勘定
 (民間会社の合併は、その時点で全社員退職と見なし退職金を支払うのが通例)

 経常費(人件費などの経常経費)割合が3年後には97.3%一般企業では当然倒産会社の運命。事務職員だけが多く生産・営業業成績が停滞している会社はボーナスどころか給料すら払えないということ。それらの会社がまず手入れするのは事務職員のリストラであり、給料の大幅減額と再生までの賞与カットが当前。

 米沢市は経常費に思い切った減額処置などのメスを切り込むこと。足らないからと重税をもって市民に負担をおしつけてくるバターンは有史以来少しもかわらない為政者の低能感覚である。まずは、経常経費の削減をもって、市の財政破綻を食い止める姿勢を見せて市民の了解を受けるのが順序だ。「足らないからくれろ!」だけでは道楽子女をもった親と同じこととは思えないか。

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