産業廃棄物終末処理場建設反対運動をめぐって

2004/01/21 (Wed)
廃棄物処理場と火葬場は、どこの地域でも紛争の種になっているようだ。野馬追いで知られる相馬市には長年火葬場が無く、隣町の原の町市にダビを依頼しておった。料金は倍額、しかも火葬場使用は午後からという条件に相馬市民は不便を感じてきた。そこで相馬市は火葬場建設を企画し、建設場所の選定をはじめた。できるならば山の麓であるとか目立たないところを物色。三候補地にしぼった。ところが共産党市議がことごとく地権者を扇動して反対運動を展開、紛争はテレビを通して全国に放映されるまで激しいものだった。県道沿いの田を提供した市民によって建設され今があるのだが、同じようにゴミ捨場などは自分の居住する場の近くでない方が良いに決っている。今さら反対運動を起こすのであれば企画した企業が申請した時点で山形県に向かい許可しないよう住民運動を起こすべきであった。ことさらに「最上川源流を守る会」などの団体を結成しての反対ならば、施設と最上川源流との相関関係すなわち反対派が唱える因果関係を示しもしないムードだけの反対論は適性とは思えない。排水不可能な土地に工場は育たないと同様に排水は河川を利用する。米沢市の糞尿処理場から出る排水さきは最上川源流なのだ。河川が汚れるのと終末処理場から排水される水質とは別の問題として、最上川源流の水質だけが問題だとするならば、終末処理場の排水を厳重に監視すればよいのではあるまいか。反対派の論旨に矛盾がある。
2月19日まで市長が回答する約束してるようだが、いかなる回答を示すのか安部市長の資質が問われる場面だ。

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