門しめてだまって寝たる面白さ 芭蕉

2004/01/06 (Tue)

本日までのアクセス数9533也。予想だにしなかった数値である。
一冊目の内容は「日本の解体は農業の壊滅策にあった」とするユダヤの日本解体論。二冊目は「現存するピラミットの人類創造否定論」三冊目が「武装された市民社会」というものだ。
正月だといっても門松しめ飾りが見られるわけでなし、国旗がはためく家々も少なくなったようだ。百八つの煩悩を払うという除夜の鐘の音よりも、新年を迎えるビートの利いたカウント・ダウンがナウイのであろうか日本脱出の数が増すばかり。行き着く先は武装された市民社会アメリカ大陸。アメリカは軍事大国であるが、この軍事大国に対する唯一の抑止力は武装した市民社会だという信念がある。アメリカほど軍人が威張れない国はない。それはいかに世界最高の軍事力を持つ軍隊といえども、アメリカ社会では絶対にクーデターは起こしえない。なぜなら、二億五千万の人口のうち二億丁もの銃が社会に存在しているからだ。もう一つは、平等性の問題がある。いくら人種的な差異も、富者も貧者も、銃の前では平等である。銃は手続きを踏めばいかなる人間も持つことが出来る。銃は最後の砦となっているのだ。同時にアメリカほど市民の言論が力を持つ国はない。それは市民が武装しているからだ。市民社会が武器を捨てたとき、市民社会の言論は不正を犯した大統領を辞職に追い込んだり、国家に戦争を止めることは決して出来ないだろう。アメリカ人は、いや「真の民主主義者」は理解しているからである。だからアメリカの言論ですらガン・コントロールはできても市民社会の武装解除だけはできないのだという。こうしてアメリカの民主主義は武装する市民によって護られてきたが、血を流さずに与えられたわが国のデモクラシーの脆弱さを納得させられたものである。
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