第九の響きわたる年年末行事を置賜に

2003/12/30 (Tue)
米沢市政百周年記念行事として数年前、米沢市民を中心に、高畠、南陽、山形市などの愛好会員が集い山形交響楽団と在京のソリストによる「第九交響曲」の演奏会が開かれたたが、以来、米沢市にはその企画がなされていない。当時のメンバーの有志は毎年開かれる墨田区が主催する国技館での演奏会で歌うのを楽しみにしている。全国から愛好者が集まって演奏を楽しむという大イベントは東京墨田区の名物行事となって定着している。小生の知るかぎり米沢・高畠らのメンバー30名ほどが毎年参加して楽しんでいる。行政も少しは無用な箱物つくりの予算を市民の名物行事として定着するような文化面に使ってほしいとおもうのだが、山形交響楽団は山形県民が育成に参加すべきものだ。半世紀前、地方都市にうまれた群馬交響楽団を羨ましく思ったものである。思い叶って小生青年時代に、興譲館高校の講堂で群馬交響楽団の演奏会を開き鑑賞したことがあった。いかにも地方楽団らしく小編成であったが、生の演奏に触れた感動は忘れられないものだ。
米沢市単独でなく近隣の市町村が集って開く「年末恒例の第九の演奏会」がもたらす影響は大きいように思われてならない。時まさに合併論が宙に浮いた状態だ。近隣のエゴが肉薄して大問題。大事が起きてからの話し合いでは成るものも成らないのでは。つきあい方の密度にこそ問題点があるのではあるまいか。どうせ合併するのなら中途半端な合併ではなく置賜全市町が胸襟を開いて「大置賜市」を創造するぐらいの識見がほしいものだ。
改革はたおやかに、そして大胆な発想で行なうもの。

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