安部新市長本領発揮する

2003/12/27 (Sat)
12月26日に開かれた「合併特別委員会」は、安部市長の初めての委員会出席であり試金石ともなった。冒頭のハイライトは菊地富蔵議員との応酬だった。菊地議員「議会は民意の集約点である。市長は民意を問うというがそれでは時間が問に合わないのではないか? なぜ議会で決められないのだ」
安部市長「私は民意を聞いてからやると公約して市長に当選してきたのだ。民意を問うのはあたりまえだ。
菊地議員「市長の考えを聞かせてほしい」
安部市長「これから民意を聞いてからという時に、私の考えが民意を誘導するようになっては、真の民意ということにはならない。したがって私の考えを述べるのを控えたい」
見事な市長の対応だった。菊地議員の発言には議員としての奢りがある。たしかに議会制民主主義からすれば、制度としては菊地議員の発言は正しい。が、議員としての資質を反芻してこそ制度上の権利を述べるべきだった。市民は議員にすべてを負託した覚えはない。立候補する人物が必ずしも市民の負託に答えうる人物だとは考えにくいからだ。
したがって、安部市長の発言が正しい。市民はこのたびの児童扶養手当て過払い問題にことのほか過敏になっているが、議会はなぜ問題視しないのか。市民の怒りが沸騰している。それもお座成りにして、なにが議会は民意の集約点だ。猛省せよ。
合併問題には高橋前市長は「泥をかぶっても成功させるッ!」と意気軒昂だったが、相手から断られっぱなし。さて、安部市長の合併論はいかに?

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