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入れ歯の「借りてきた猫」

kage

2014/08/17 (Sun)

入れ歯の「借りてきた猫」

◆虎
 虎は勇猛果敢にして、一日に千里の道のりを往復する事が出来る程、勝れた行動力を持っていると言われることから、人やものの勢いが非常に盛んな様子のたとえとして用いられる。

 今から7年半程前、米沢市議選が行なわれ、初当選した新人7名は「一新会」なる会派を結成したことに、小生は虎の如き行動力を期待したものだ。
 と言うのも、小生はその頃「米沢市が収集した古紙やアルミ缶は有価物で有り、特定一社に無償譲渡する事は違法である」と安部行政と戦い、ようやく「有価物の有償入札制」に改めさせる事に成功した結果、年間五千万円という金額が市の収入となったが、その運動に協力する市会議員が居なかった事に、彼らの資質について大きな疑問を抱いていた時期で有り、一新会なら市民の為に働いてくれると思ったからである。

◆猫
 「借りてきた猫」とは、非常におとなしくしているさまの例えとして用いられるが、加えて、その猫が入れ歯だったりしたら噛みついてもたかが知れている。

 7年半程経過した現在の「一新会」とは如何なものであろうか。
一見、安部市政をチェックする言動を発しているように思えるが、小生は「一新会は閉店後の風呂屋」と評したい。
即ち、閉店後の風呂屋に有るのは湯だけとかけて、「言うだけ」のパフォーマンスが上手になったと言う事だ。
 
 当初の新文化施設建設予定地はポポロビル跡地であったが、ポポロビル側はあくまでも「土地建物を市に寄付する」というのが市との合意である、と魚民との裁判で述べている。
しかし山口昇一企画調整部長は「売買による事」が合意であると議会で説明し、ポポロビルへの予算を計上し、議決を得た。
寄付と売買では議決の手続きに相違があり、議会という神聖な場に於いては区別して表決を得なければならない。(地方自治法)
 その事を重く見た「青鱗会」の鈴木章郎市議は、今6月議会で「議会にポポロビル側を招聘し、どちらの言い分が正しいのか確認すべし」と発議し、代表者会で検討されたが、結果は「青鱗会」を除く会派の反対により、事の真相は闇と処される事となった。

 小生は安部のポチの多い議員だから否決は予想していたが、「一新会」が神聖なる議会議決の重みを「もう済んだ事」と無関心の態度を取るに出るとは、正に「入れ歯の借りてきた猫に成り下がった」と苦言を呈したい。

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kage


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