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ないものはない

kage

2014/08/03 (Sun)

ないものはない

◆海士町(あままち)を知っているだろうか。
日本海の島根半島沖合約60㎞に浮かぶ隠岐諸島の一つ、中ノ島を「海士町」といい、1島1町の面積33.52平方㎞の小さな町である。
 8/2「置賜自給圏推進機構」の招聘により、山内道雄町長の講演を拝聴する機会に恵まれたので報告したい。

◆海士町の選択と覚悟。
 今から約10年前、各地方自治体は「合併」か「自立」かで揺れていた「平成の大合併」の嵐のなか、海士町は覚悟の単独町制を決断した。
それは、「自分たちの島は自ら守り、島の未来は自ら築く」という住民や職員の地域への「誇り」と「気概」が、「自立への道」を選択させたのである。
 しかし、その後の「三位一体の改革」による地方交付税の削減は、近い将来「財政再建団体」への転落が予測される事態となった。

◆山内道雄町長の再建策。
 住民代表と町議会と行政が一体となって、島の生き残りを賭けた「徹底した行財政改革」と「新たな産業創出」が骨子の「海士町自立促進プラン」を策定し、町長は自らの報酬を50%削減した。
すると、職員も「私も改革に参加させて下さい」と報酬削減を申出た事により、町民は「職員だけに負担を強いる事は出来ない」と、それまでの行政サービスの一部を町民が負担する行動につながり、官民一体の行政改革が進められた。
 一方、「新たな産業創出」は、特産物である海産物を大消費地(東京等)に鮮度を保って提供出来る施設の導入や、島ブランドの開発に尽力し、新商品の開発を行なった。
その他、諸々の施策により、現在町の財政は黒字化したことにより職員の給与も毎年プラスし、島の人口は増加している。
 現在は「ないものはない、大事なことは全てがここにある」という意味のキャッチコピー「ないものはない」を掲げ、都会では失われた自然の恵み、近隣との人間関係、自給自足の生活、ゆったりとした時間、人間が人間らしく生きるために必要なものがすべてあることを表現し、全国に発信している。

◆山内町長の信念。
 簡単に言うと以上のサクセスストーリーだが、そこに至る迄の苦労は並大抵のものでは無かった筈である。
 町長曰く、民間企業から町長に就任した当時、「俺たちがいて、住民がいる」「住民に仕事をしてやる」と言った意識が職員にあったので「役場は株式会社で、お客は町民、お客へ最高のサービスを提供するのが職員」と説いたが、なかなか理解してもらえなかったという。
しかし「トップが変われば職員が変わる、職員が変われば役場が変わる、役場が変われば町民が変わる。」との信念から、年功序列を廃し、有能な職員の抜擢人事を行なう事が成功に至ったとの事であった。
海士・山内町長ないものはない.

◆その頃の安部行政。
 海士町の改革の頃、米沢市の安部市長は職員のボーナスアップ案を議会に上程し、否決された。
当時の鬼の会ブログを以下に掲載するので山内町長と安部市長の資質を比較してほしい。
 『常任委員会はボーナスアップ案を受けて審議したが市民派の「一新会」の議員たちが「財政が逼迫している米沢市では無理だ」と反対したことで副市長らの要請はペケとなったが、これにもこりず副市長をはじめとする部課長と我妻徳雄・小久保広信議員らは「翻意を求めて」常任議員に詰め寄ったという話が巷に広がっている。』

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Posted at 17:42:07 2014/08/08 by

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