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胡散臭い「米沢市議会基本条例」 その2

kage

2013/11/19 (Tue)

胡散臭い「米沢市議会基本条例」 その2

 議会基本条例とは、北海道夕張市の破綻で、議会が監視機能を果たせなかったことを受け、襟を正そうと隣町の栗山町議会が2006年に制定したのが始まりで、以来、行政執行部とのなれ合いを廃して競い合うといった趣旨で議会の役割を明文化したものとされている。
その後全国的な広がりを見せるが、その内容は栗山町議会のコピーに近いものだ。

 オリジナル(独自の。もともとの。original。)としての栗山町議会基本条例は制定の動機から評価出来るものであるが、本市の条文を読むに「他市町村で決めたから、オラホの市でも制定すんべ」位にしか感じられない。
具体的に指摘すれば、
条例の第5条-6「議会は、市民との意見交換の場を多様に設け、議会及び議員の政策立案能力を強化するとともに、政策提案、政策提言を積極的に行うものとする。」
と有るが、この条例を本市が検討し始めたのは昨年7月であり、その時期は、立派に機能している「まちの広場」を破壊し、莫大な公金を投じる新文化複合施設の建築に、市を二分する賛否両論が渦巻く歴史に残る事件の真っ只中であった筈だ。
「市民との意見交換の場を多様に設け、政策提案、政策提言を積極的に行う」事を真摯に思う議員であれば、条例発効前でも市民との意見交換の場を設けてしかるべきだし、4月以降ならなおさらの事である。
市民に賛否を問う集会を行った市議の存在は耳にしていない。

 条例施行後も「行政執行部とのなれ合いを廃して競い合う」といった趣旨のオリジナルとは逆に、多くの市議が行政執行部にすり寄る「米沢市議会」との思いを払拭出来ない老生である。

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kage


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