チグハグな安部市政

2013/10/16 (Wed)
チグハグな安部市政今月4日、新文化複合施設の安全祈願祭が建設地の旧まちの広場で行われ、いよいよ工事が始まろうとしているが、その祈願祭の僅か2日前(10/2)に中部地区民対象に工事の説明会が行われた。
説明会が僅か2日前と言う理由は、「基礎杭工事による地下水への影響」の心配が市民より提起されたが、当局は当初想定していない事からその対策に時間を要したのだという。
説明会では「対策として工事前と工事後の水質検査を行い、もし悪影響が出た場合には市が責任を持って対処する」との当局説明があったが、市民からは悪影響が出ても例によって「責任を取ると言った事は記憶に御座いません」と責任回避するだろうから「文書にしたためるべし」との意見も有ったという。
本来は住民への福祉が目的の新文化複合施設で有るべきが「何が何でも建設ありき」の住民無視の工事が進められている違法性に、現在一般市民による住民訴訟で法廷闘争が行われているが、建設反対だった議員さんはどうしたものか。
9月定例市議会を見ても「出された議案は全て通す」との風潮が議会を支配し「正論の反対意見を述べると悪者扱いされる」と、かつての意気込みは消沈し覇気が無い。
祈願祭で安部市長は「新文化複合施設を米沢市発展の礎にしたい」と挨拶したと言うがその発展のシンボルである新文化複合施設の数100m近隣には以下の廃墟がある。
①

②

米沢市を訪れる観光客は栗子峠を越え、国道121にて市内に入ると中心市街地の写真①の建物が目に入る。そして目的地の上杉神社に左折する直前には写真②が目に入る訳だが「文化のまちをつくりましょう」と米沢市市民憲章で謳うのなら新文化複合施設建設の前に中心市街地の美観を考えるべきでは無いか。
多分、当局の言い訳は「個人の資産であるので個人の責任で対処してほしい」と言うで有ろうが、高齢化が進み「持ち主が個人で対処出来ない」現実が発生しているのだ。
もし新文化複合施設が完成した場合には誠にアンバランスな市街地光景となることであろう。

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この記事へのコメント

発展のシンボルはいいが、
肝心の発展の青写真はあるのだろうか。
アホらしいですね。
Posted at 20:04:39 2013/10/18 by 闇の腹心
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