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小説「現代国盗り物語」その2

kage

2023/10/22 (Sun)

小説「現代国盗り物語」その2

 米沢市の予算からピンハネして、我が輩の懐に入れるには仕込みが必要だが、それは一朝一夕ではできないので数年かけて事を運ぶ必要がある。よって、米沢市長選のある2023年の2~3年前に、我が意のままにコントロールできる市長候補の人選に着手した。
 市長候補には、大方の米沢市民が納得する人物と考えたとき、選挙戦で「元エリート官僚」をアピールできる落下傘候補はどうかと物色したが、定年退職組では華がないから、有能な若手官僚をと思ったが、そんな人物が上級国民の座を捨てて人口7万人台の米沢市の首長など望むわけがない。
 そこで、職務上の「ポカ」又は「悪事」が災いし、将来昇進が望めない官僚か、激務に嫌気がさして転職を考えている官僚に照準を合わせることにして、我が輩は招聘活動に入ったのだ。

 うまいことに恰好の人物、官僚Aに巡り会ったので、我が輩は早速、交渉に入った。
・我が輩「総理の下で身を粉にして国政に携わるのは尊いことだが、地方都市の首長となって、能力を存分に発揮し、貴殿の力で廃れ行く米沢市を活性化していただけないものか」と持ちかけた。
・官僚A「市長に当選することが保証されれば考えますが」
・我が輩「保証はできないが、生活費は現在以上の額を保証できるし、落選しても、その後の収入の道は用意している」「落下傘候補が1回のチャレンジで当選するのは難しいが、山形市長がそうであったように2回目の当選確率は極めて高く、選挙戦での山形市長の応援は話が付いている」
・官僚A「4年後も落選ということもあるのでは」
・我が輩「大丈夫、そのときはビジネスでの収入を確保してやるので心配ない」
・官僚A「それでは、いつ退職して米沢市に移住すれば良いのですか」
・我が輩「米沢市長選は2023年11月なので、2022年始め米沢に移住を願いたい」
・官僚A「わかりました」

 このようにして、我が輩は傀儡政治のできる首長候補の招聘に成功したのだが、選挙戦迄の彼の生活を考えてやらねばならない。
 我が輩は、自民党系米沢市長Bに「国のSDGs広報に係わった優秀な元官僚がいるので参与として迎えてくれないか」と持ちかけると、優秀な元官僚が効いたのか、あっさりと承諾が得られ、Aの選挙前生活費は確保できた。

小説「現代国盗り物語」その3に続く
  

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