小説「現代国盗り物語」その1

2023/10/21 (Sat)
小説「現代国盗り物語」その1戦国時代に一国一城の主を目指す者は、先ず支城を攻め落とし、次に本城を手に入れてその勢力を拡大したものだ。現代にそれを例えるなら、第一に国会議員の座を手に入れ、支城(市財政)を攻めて資金を手にし、次に副大臣、大臣、そして総理大臣の椅子に座るのが現代版の「国盗り物語」といえよう。 これは、そのフィクション物語の序章である
【第一章】
我が輩は、米沢市の住人で自民党の代議士である。まだ政界での力はない。が、将来は一国一城の主、つまり総理大臣の座を目指す、上昇志向の旺盛な男である。
総理への道は多くの議員から支持を得ることが必須で、それには金が物をいう。よって、選挙区の企業に多額の政治献金を期待したいところだが、残念ながら御当地米沢市の企業には期待できない。
そこで、自治体からの公金をかすめ取る策を考えた。その策を具現化する行動に出たのは米沢市長選挙のある2023年の2年前のことだ。
その策を簡単にいうと、2023年行われる市長選の候補者を人選して、選挙戦の2年前に米沢市行政の中枢に潜り込ませる。そして2023年市長選で彼を応援をして恩を与え、その後に、我が輩の支配下に据え、意のままにコントロールして公金を手にする。この資金で「副大臣・大臣」の座をせしめるというものだ。
大半の読者は、果たして公金をかすめ取るなどできるものかとお疑いと思うが、我が輩はそんじょそこらの政治家とは頭の出来が違う。
余り他人には知らせたくないが、そのプロセスを披露しよう。
小説「現代国盗り物語」その2に続く

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