ある御婦人からの電話

2021/10/22 (Fri)
ある御婦人からの電話御婦人曰く「福祉課受付窓口が、入り口玄関から一番遠くて奥にあるのは納得できない、障害者や高齢者を思いやるなら入り口に近く設けるべきではないか!!」と憤懣やる方ない様子だった。
そこで小生は福祉部の神保課長を訪れ「何故一番奥なのか?」を質したところ、理解し難い説明だったので書面での回答を求めた。返事が来たらこのブログで公開するつもり。

米沢市の新庁舎は、外構及び旧庁舎取り壊しを含めると約80億円という巨額の建設費で、今年5月1日にオープンした。 しかし使い勝手は前述御婦人に限らず、安部三十郎前市長に「議場の設計が悪い」と山新に投稿されたし、小生も複数の階に用があった場合など、関係窓口までの導線の長さにウンザリする。 庁舎東西の真ん中に、玄関や階段・エレベーターを設ければ使い勝手が良いというものだ。

新庁舎はそれだけではない。写真は庁舎南側の部分だが、半年も経たないのにこの景観だ。一般市民が大金を掛けての新築自宅なら、工事会社に文句の一つも言いたい所だろう。

新庁舎の入札は公募型プロポーザル方式で、竹中工務店・後藤組・置賜建設・久米設計・特定建設工事共同企業体が落札したものだが、小生はこの時点からキナ臭さを感じていた。
というのは、応募業者の工事額が同額である点と、落札した竹中工務店は「鉄骨構造」にも拘わらず、鉄骨構造より坪単価が高い称される「鉄筋コンクリート構造」の競合他社と同額である。同額ならメリットの多い鉄筋コンクリート構造を選ぶのが常識であろう。
百歩譲って「工事費にとらわれず、市民・職員の使い勝手の良さで竹中工務店に決定した」と言うのなら納得もするが、前述の如き甚だ使い勝手が悪く、「責任者出てこい」と叫びたい心境だ。
因みに審査委員会の面々は以下である。
会 長 山形大学工学部 建築・デザイン学科 教授 三 辻 和 弥
副会長 仙台高等専門学校 建築デザイン学科 教授 坂 口 大 洋
委 員 山形県県土整備部 建築住宅課営繕室 営繕室長 髙 橋 光 一
委 員 公益財団法人 山形県建設技術センター地域支援部参事(兼)建築課長 庄 司 久 一
委 員 米沢市副市長 井 戸 將 悟
お気づきであろうが、立派な肩書きで市民を納得させようとする、行政の常套手段。

NHKラジオ中継放送所の移転が具体化≪ | HOME | ≫リモート芋煮会
コメントフォーム

この記事へのトラックバック

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)