山形大学xEV飯豊研究センター(飯豊町)の怪!! ③

2021/04/12 (Mon)
山形大学xEV飯豊研究センター(飯豊町)の怪!! ③山形大学工学部に於けるリチウムイオン電池の研究はY教授だけでなく、2015年4月に着任した森下正典教授は従来の液体に代わる固体化したゲル状の電解質を研究し、2020年2月には全固体型リチウムイオン電池で容量を2倍にする実用化技術開発に成功したと発表し、2年以内の製品化を目指しているという。 よって、Y教授の液体型リチウムイオン電池の研究は以後無価値となる為、2020年1月に山形大学の小山学長は後藤町長にセンターの撤退を伝えたのではないか?
外部の小生から見ると(想像を含めて)、山形大学は2011年民間企業を退職したY氏が液体型リチウムイオン電池の研究の第一人者と考え、教授として招聘したが、世界の潮流は固体型に移行しつつあったところに、2015年森下正典氏が教授に着任して固体型の開発が進むと、Y教授の存在は山形大学に取ってお荷物となった。
しかし山形大学が招聘したのだからY氏を退官させる訳にもいかず、苦肉の策として自治体から空き工場提供と出資を仰ぎ、山形大学xEV飯豊研究センターが設立されたのではないか。
このように考えれば、小山学長の「撤退する理由などについては説明できない」の弁は理解できる。
飯豊町の後藤町長は「山形大学xEV飯豊研究センター」を核とした「飯豊電池バレー構想」を発表し、リチウムイオン電池関連製品製造の為に添川地内の東山工業団地に貸し工場の建設に着手した。
それに加えて「モビリティシステム専門職大学」を誘致し、「電池」「駆動」「車体」「情報」を柱に、電池とモーターで動く様々なシステムを学習するとして2019年10月、文科省に大学開設の申請を行った。
「飯豊電池バレー構想」が計画通りに事が進めば、近隣自治体が羨むようなまち作りが実現するのであろうが、Y教授のパワハラ問題からどうも上手くいっていない話を耳にする。
山形大学は小山学長から玉手学長に代わり「山形大学xEV飯豊研究センター」には今後も協力するとのコメントを発しているので、東山工業団地は森下正典教授の全固体型リチウムイオン電池関連の製造工場として稼働できるのであれば将来に希望も持てよう。しかし、有望な研究には企業の金銭的支援が付きものゆえに、大学の一存とも行かないであろう。
【続く】

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