米沢市芸文協よ!!奢るなかれ。

2013/08/02 (Fri)
米沢市芸文協よ!!奢るなかれ。過日「ニュー讃○会」主催による講演会を傍聴した。
講師は鶴岡市芸文協会長「東山昭子」氏で、演題は「鶴岡市のまちづくりと産業、観光、芸術文化活動の取り組み」であった。
小生は講話中、「文化で飯は食えない」から「文化で食えるようなまちづくりを目指す」というテーマの内容には正に我が意を得たりと共感を覚えた。
話は、山出保元金沢市長が出版した「文化でまちづくり 金沢の気骨」の内容を高く評価し、それを参考に鶴岡市芸文協会長として「鶴岡市のまちづくり」に貢献しているとの事だが、金沢市と言えば江戸時代「加賀百万石」の城下町として栄え、その歴史と文化は今日も脈々と継承され、世界に認められる「歴史のまち」で有るが、そこには「山出保」名市長の20年に及ぶ努力と苦労があったという。
米沢市も元は百万石だった上杉の城下町であり、歴史と文化に於いては他市町村に長じた要素が多々あるが、それが生かされていない事には残念な思いでいる。
そこで米沢市芸文協に鶴岡市芸文協のような活躍を期待したいものだが「期待する方が無理」と言うのが現況であろう。
東山女史の講演が終わってパネラーによる質疑応答に移り、司会者は「文化で飯は食えるか」との質問を佐藤嘉一米沢市芸文協会長に質した。
小生は「司会者は文化で地域興しが出来るかとの意味で質問した」と解釈したが、佐藤嘉一会長は「文化で生計を立てるのは難しい」と、文化の解釈にあまりにも狭義な返答に会長としての器に疑問を感じたが、続けて「米沢市よりの芸文協への助成金は僅かなものだ」との認識には呆れかえった。
米沢市が芸文協に年間約1,800万円を出している。この金額が僅かであるという認識なのであろうか? 新文化複合施設が完成すればその金額は1,800万円ではおぼつかない額になるであろう事を思うとき「米沢市芸文協よ!!奢るなかれ」と叫びたい。
文化の定義というと難しいが、小生は学問、芸術、宗教、道徳等、歴史的に人間集団がそれぞれもっている生活様式と解釈している。
中でも「歴史文化による地域の活性化」は企業誘致の難しい現実に、為政者として真剣に取り組まなければならないテーマであるが、残念ながら安部市長には山出保市長のような才覚は無い。
ならば芸文協に期待したいところだが、それも叶わないとすれば当会が貢献したいという思いがある。
先日も既報である上杉伯爵邸南側の椿垣根の損傷を早く修復するよう市担当者と会見したところ、今は夏なのでもう少し待って時期を見て修復するとの事であった。
又、上杉文化を語れる方も高齢となり、今それを聞いておかないとの思いで「上杉虎雄」氏と会見し、レコーダーに収める事に取り組んでいる。
過日の会見では「米沢城内への飲み水はどこから取り入れたか」について大変興味深い話を拝聴する事が出来た。
機会をみて観光に役立てたいと考えている。

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この記事へのコメント

1800万円人を雇う事を考えると、残念ながら大した金額ではないのでしょうね。
Posted at 20:37:42 2013/08/02 by 闇の腹心
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