上杉鷹山に学ぶコロナ時代の生き方

2021/03/18 (Thu)
上杉鷹山に学ぶコロナ時代の生き方未だ収まらぬコロナ禍に、国や自治体リーダーの在り方が問われている。過去に米沢も天然痘が猛威を振るったが、その時のリーダーである上杉鷹山の疫病対策について、磯田道史氏により週間文春(2021.01.7)に紹介されているので述べてみたい。
磯田氏は「上杉鷹山に学ぶ非常時のリーダーの心得」と題し、次の九つの教訓を上げている。
教訓1.一番どこが困って悲惨か。洗い出しをやり救いこぼしのない対策をとる。
教訓2.情報提供が大切。具体的にマニュアル化した指示をおろす。
教訓3.最良の方法手段を取り寄せ、現場の支援にこそ予算をつける。
教訓4.専門家の意見を尊重し採用する。
教訓5.非常時には常時と違う人物・事業が必要。変化を恐れない。
教訓6.情報・予測に基づき計画し事前に行動する。
教訓7.リーダーは前提をチェックし、危うい前提の計画を進めないようにする。
教訓8.自分や自分に近い人間の都合を優先しない。
教訓9.仁愛を本にして分別し決断する。
【教訓1~9の内容や具体策は「週間文春」で詳しく解説】
磯田氏は疫病対策として「歴史上、過去のリーダーで、まず参考になるのが、江戸時代きっての名君とされる米沢藩主の上杉鷹山であろう。」と前置きして教訓1~9を紹介し、それらは今般のコロナ禍にも当てはまると述べている。
コロナ禍対策について、マスコミは東京都・神奈川・大阪等のリーダーの考えは取り上げるが、米沢のことなど歯牙にも掛けない。
ところで、鷹山公は1822年に亡くなっているので今年は200回忌に当たる。そこで、米沢市のリーダーである中川市長は「上杉鷹山公に学ぶ米沢方式」と銘打った独自のコロナ禍対策を公表し、マスコミにアピールしてはどうかと思うが・・・・
首長も議員も、市立病院建設に多額の出費を考える前に、人口が79,000人を切った本市が、このコロナ禍で何を為すべきか論議してもらいたいものだ。

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