山形県知事選

2021/01/25 (Mon)
山形県知事選昨日投票の山形県知事選は、大内候補の「変わろう・変えよう」のスローガンと与党の後押しで、どこまで票が伸びるだろうかと興味を持ってテレビ放送の発表を見ていたが、あっけなく当確が出て吉村候補の圧勝に終わり、自治体首長の多くが与党に与した大内候補を支持した効果は余りなかったようである。
そこで目に付くのが東根土田市長だ。氏は自民党系議員としての経歴から大内候補支持と思われたが、今回の選挙戦では中立の立場を表明した。小生はこの事象にNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の細川藤孝(真島秀和)を思い浮かべた。
細川藤孝は明智光秀とは盟友の仲であり姻戚関係でもある。よって本能寺の変の後は明智光秀と手を結び、天下取りに行動を共にすると思われたが、案にはからんや、信長の死に殉じて剃髪して家督を嫡男忠興に譲り、その後も豊臣秀吉、徳川家康に仕えて重用され、近世大名肥後細川家の礎を作った。
このように、行く先の情勢を分析し、私情やしがらみにとらわれず、誰と与すれば良いかを考え行動した細川藤孝の生き様に、今般の東根土田市長の行動を重ねて思った。
知事選に限らず、選挙戦で候補者は「○○・△△をやります」と聞き心地の良いスローガンを掲げるが、実行するには約100%金の掛かるのが現実であるので「税の減収や国の交付金が減る御時世に、公約を果たすにはこれまでの予算から何を削るのだろうか?」との 疑問が湧く。しかし予算の減額を説明する候補者の弁を聞いたことはない。
本市に於いても「新市庁舎の建設費」と「新市立病院建設費・三友堂病院との連携病院建設費」の返済が始まった場合には、これまでの予算から減額されるのは何かが気になるところであるが、これまでこの件について市議団の議会質問は見られない。
予算の編成は行政側が作成するが、議会で承認を得なければ予算執行出来ないので、議会に諮られた予算については「本当に市民の為になるか」を議論して貰いたい。
おそらく3月定例会に計上されるであろう「新市立病院建設費・三友堂病院との連携病院建設費」の予算に、議員団はどのように対応するか刮目したい。

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