県知事選

2020/11/14 (Sat)
県知事選山形県の知事選は、投票日令和3年1月24日(告示日:令和3年1月7日)に行われる。 現在、現職の「吉村美栄子」知事と自民党バックの「大内理加」元県議が立候補を表明しているが、県民の関心はどうであろうか?
11日に米沢の選対事務所で吉村美栄子氏は「コロナ禍対策で立候補の表明が遅れた」と挨拶し、知事として三期の実績を述べた。
農業やインバウンド対策の実績は概ね認めるも、工業に関しては余り実績は感じられない。 年間工業製造品出荷額は、農業産出額の約2,500億円に対し、約 2兆8,700億円と10倍以上の規模であり、1割伸ばせば農業の全産出額を凌駕するのであるからもっと力を入れてもらいたいが、リーフレットにはコロナ対策や農林水産業支援は載っているものの、工業に対する具体策はない。
工業に関しては、大内候補予定者のリーフレットにも具体策はなく、農業への取り組みが目立つ。
昨今、「GAFA」(Google、Apple、Facebook、Amazon)が世界を席巻する勢いであるように、これまでの農業・工業などの枠組みで経済を論ずる時代ではなく、又、新型コロナウイルスの影響により、「働き方改革」などについても対策を講ずる時代であり、それらに対し山形県知事として今後4年間でどのように取り組むかを、両候補予定者に明示してもらいたいものだ。
吉村美栄子知事の3期で取り立てて批判される言動もなかったことから、今回の知事選も勝つのではないかとの下馬評だが、小生は私立学園の「利益相反行為」に対する吉村知事の議会答弁が気になる。
私立学園の理事長は別の株式会社の代表を兼務する同一人物であるが、県はこの私立学園に対して年間3~4億円の補助を行っている。
私立学園は理事長が代表者である株式会社に3,000万円と5,000万円の融資を行った。これは「利益相反行為」に該当するため、県に届け出の必要があるが、オンブズマンの調査により届け出がないことが判明し、議会で吉村知事が糺されたとき「知り得なかった」と答弁した。
補助金給付先からは県に決算書が提出されているのだから 「知り得なかった」ということはない。係官が目を通さなかったか、届け出の必要を知らなかったかであろうから、知事は係官にそれなりの処遇を行うべきでなかったか。

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