公務員の性(さが)

2020/06/15 (Mon)
公務員の性(さが)山口県田布施町で固定資産税の徴収ミスを内部告発した職員が1人だけの畳部屋に異動させられた問題で6/9、町議会一般質問で議員から「独居房だ」と批判の声が上がった。町にも「けしからん」などと苦情電話が殺到したが、東浩二町長は「隔離のつもりはない」と答弁し、改めてパワハラを否定した。
町では2年前、税務課職員が相続時の手続きミスによる固定資産税の誤徴収を発見。上司に報告したが対応しなかったため町議たちに告発した。その年度の業務評価は最低の0点。職員はこの2年間で3回異動させられ、今春、町役場外の施設の畳部屋で文化的な調査や資料収集を行う1人勤務となった。
中国新聞は上記の記事を掲載し、テレビでも問題視されたが、一般市民から観れば明らかにパワハラである。 公務員は「遅れず・休まず・働かず・何もしないのが最大の美徳」と幾度となく述べているが、布施町のこの一件は正にこのことを実証するものだ。
米沢市でも、一般市民のY氏によって固定資産税の徴収ミスを指摘されたが、税務課長は「法に則り適切に対応している」として“けんもほろろ”であることから、「固定資産税の手続きの説明会」なる県通達の書面を示し、「県では私の主張通りの説明が為され、市職員が説明会に出席している」と迫られたためシブシブ 改めることにしたが、Y氏への謝罪・感謝はなく、後日開かれた市政協議会での報告では、さも税務課長が発見した手柄に感じられる説明であった。
中川市長に至っては「山形県で一番先に気づき、是正した」と自慢げに記者会見で延べるなど、職員のミスを諌めることはなく、税務課長は出世街道邁進中。
そればかりではない。Y氏は「A地点の固定資産税評価額は、A地点の評価額よりも高いB地点の評価額を採用しているので不当である」と指摘したが前述の税務課長は「資格を持った鑑定士が評価したので市は調査する必要がない」と「遅れず・休まず・働かず・何もしないのが最大の美徳」の金科玉条を述べるだけなのでY氏は「固定資産評価審査委員会」にそのことを諮った。
しかし委員長はY氏の意見を無視し、市職員の意見を取り入れて棄却の判断を下したため裁判となった。
一審は税務課長が改竄した資料を是としてY氏の訴えを棄却したが、Y氏は不服として高裁に控訴した結果、改竄がバレて市側敗訴となりY氏勝訴の結果となった。
Y氏は、税務課長の度重なる市民無視の態度や改竄行為に、「このような市職員の不祥事には何らかの懲罰を採用すべきと議会で発議するように」との陳情を行った。 すると驚いたことに議会は「職員への懲罰件がないので不採択」の判断を下したのであった。
「何をか言わんや」である。陳情者は「議会が職員へ懲罰を下せ」などとは言っていない。 職員の不祥事には懲罰を下すよう、行政に進言することを陳情したのであるが、議員団の中学生以下の読解力には呆れかえる。
その中学生以下の読解力の議員団による6月定例議会が今開催されているが、YouTubeで見られるので、果たして7万台の人口である本市の議員定数24名が妥当であるか考えてもらいたい。

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