FC2ブログ
2021 07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31. »  2021 09

しらけムードの市長選はじまる

kage

2003/11/22 (Sat)

 春の地方選挙から衆議院選挙まで、市民の感心事はもっぱら晩秋行われる米沢市長選挙に注目が集まっていた。ところが市長選告示後の今になっても市民の選挙熱は冷えきっているようだ。

 ある選挙通は分析して「本命の野村が倒れ、大久保陣営は完全勝利だと勝利の乾杯を挙げるという大逸れたことをやっている。事務所を仕切っているのは大半が市役所のOB達だ。在職中に選挙運動を禁じられていた反動からか、それとも毎日の退屈さからか連日事務所に押し掛けている」

 常に労働の厳しさを味わっていない市職員達が、この暗黒の不況時代を的碓に捉え米沢市の将来図が描けるとでも思っているのだろうか。「強い米沢・やさしい米沢」のロゴは浜田広介のカッパライロゴでしかない。懸案の市町村合併を前にして「強い米沢」などのロゴは使うべきではない。米沢市との合併問題が二度にわたって拒否された理由の中には、ひとかけらの謙虚さもない米沢市の態度に反発があると見る。いつまでも大老上杉の亡霊を引きずっているのだ。時代は天正でもなければ幕末でもない。列記とした国際時代だ。この認識を踏まえた市長でなければ適格者とはいえまい。

 またある事情通は「青年会議所が主催した候補者三人を呼んでの会合はナンセンスだ。少なくとも候補者に市長候補として抱負を語らせるべきだった。あれではしらけムードに輪をかけるようなものだ。いやしくも米沢市のトップを自認する人達だ。激論を戦わすべきであり見掛けだけのお立波主義だけでは、もはや青年会議所に期待するものはない」

 ある業者は「市長選挙は会社の命運を賭けるようなものだ。吉池時代は黒金建設が受注率をあげ天下をとった。かわって高橋時代は金子建設と太田建設の天下で受注高を見れば一目瞭然。その太田建設が高橋邸を請け負ったんだ。当然、疑惑を生むよな。高橋の場合、最初はコンテツ・武田誠陣営の終盤離反によって落選しているが、落選後の事後処理を見ると後援会などは根なし草同様全く機能せずポスターの支払いすらたらい回し。倒産した永井印刷の社長が生前に不満をプチまけるように語っていたものだ。落選によって苦慮するのは市中業者と応援建設業者だ。指名から外される場合もある。反対に勝組は「オレの働きだッ!」とばかり流行のオレ、オレ、コールが最高潮に高まり論功行賞の叩き合いとなるという具合さ。どちらにしても他の市民はカヤの外だよ。まだ日本の選挙なんて形だけのもので、所詮、選挙には庶民が期待するような正義はないのさ」

 一般に投票率が一向に上がらないのは、その辺りを本能的に嗅ぎとっているからに違いない。

 さて、大久保陣営――推薦者には米沢市を代表する政治家・政治屋さんの名をズラリと羅列、戦わずして完全勝利の態勢のようだ。が、候補者には一票の実績もなく他人の基礎票田だけが頼りの選挙。

 一方、安部陣営には大久保にはない基礎票二万票がある。加えて三度目の挑戦だけに8年間の草の根運動実績がある。二万票は彼の信任票でなく高橋市政の批判票だとする向きもある。ならば引退後も院政を敷くという噂が流布している以上、高橋批判票は増大するのではあるまいか。加えて、野村支持票の行方を考えると大久保完勝は微妙になってくる。せめて自民党県議らの陰険な野村潰しがなければ雰囲気は変わっていただろうが、野村支持票は少なくとも大久保陣営に反発を感じて素直な投票とはならないだろうから、ヒョッとすると此の選挙ヒョッとする公算が強い要素を含んでいるようだ。安部候補には政治・行政経験がないところから有権者には不安感が残っている。安部候補がいかにして有権者の不安を取り除くかが勝敗の要となろう。

 斎藤陣営の取組みをみると、候補者自身は東京大学卒という申し分のない学歴の持ち主だけに自己顕示力が強いという評判が邪魔し、加えて米沢出身でないところから有権者になじみが少ないのがマイナス要素にはなるだろう。しかし、思い切り改革しなければ立ち行かない米沢市の現状からして彼のような人物の台頭は歓迎するべきだ。ただ、米沢の風土として先の見えない改革を望むであろうか。 所詮、米沢市はド田舎であり、思考力もド田舎的で改革には臆病で保守的な遺伝子が根ずいているから、何世代か経た後でなければ彼のいう改革に納得する市民性ではないようだ。したがって苦戦は免れまい。現実の選挙戦は土下座して「一票を下さいッ!」と懇願する形態であって、その形態が選たち本質だと信じている前時代的な殻から抜け出せないでいる有権者たちである。そんな有権者と選挙の実態に懲りずに主張を続けてもらいたい。米沢の選挙は「勝てば官軍」的、なんでもありの土着の選挙地帯だ。聡明な頭脳で地方都市のあるべき改革案を堂々と主張して欲しいものだ。

コメントフォーム

kage


URL:




Comment:

Password:

Secret:

管理者にだけ表示を許可する

この記事へのトラックバック