シュウ氏に答える①

2020/02/01 (Sat)
シュウ氏に答える①本市に限らず都市的土地利用は郊外へ拡大し、行政サービスのコストが増大することから、国は郊外への拡大を抑制すると同時に中心市街地の活性化を図り、生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な都市のマスタープランに対し、補助金を支給する制度を打ち出した。 その制度の40%の補助金に目が眩んだ安部市長は「本市もコンパクトシティ化を目指す」として「まちなかに図書館建設」を公表した。
しかし、現存して機能している「まちの広場」を壊すことや、郊外への拡大を抑制する目的のコンパクトシティ化でありながら、郊外の塩井地区に大規模の集合住宅を作るなどの杜撰なマスタープランに、多くの市民から「図書館建設反対」の声が上がり「図書館より文化会館の建設」との提案が複数寄せられたことは御存知のことと思う。
当時、小生は前述の「松田俊春氏」案に加えて、市は中心市街地の空きビルを買い取り、アパートに改造してまちなか人口を増やす事と、どうしても図書館建設を望むのであれば特急寿司の北側空き地に建設することを諫言(かんげん)したが、それらの市民の声を無視して建設された「ナセバ」により、中心市街地が活性化したかどうかは、現況が物語っている。
都市作りは首長の裁量により大きく影響を受ける事は、多くの市民の周知する所であろうから、下部の著書を参考にして貰いたい。
シュウ氏には「過去の事をクジュグジュ言っても栓がない。米沢市はこれからどうすれば良いのだ」と言われそうなので以下に私見を述べる。
市庁舎建設と市立病院(地域医療連携推進法人制度に則った一般社団法人)の建設は見直すべきと主張する。
市庁舎は別として市立病院は計画を中断し、①山形市より南には県立病院が無いので、新庄市を見習い県立病院の建設、②須賀川市を見習い、今有る国立病院を総合病院化する、③全国で日赤病院の無いのは奈良・宮崎・山形の3県だけなので米沢市に日赤の建設、等の交渉を行い、本市の負担を減らすべき。
中川市長は市立病院について「方向性を付けた」と言っているが「地域医療連携推進法人制度に則った一般社団法人」の説明を聞いたことは無い。
現在の市立病院は一部を除いて築40年と、早急に建替の必要は無いので、もっと議論を重ねて市民への丁寧な説明をすべきと思う。
【続く】


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