市長選①

2019/11/15 (Fri)
市長選①11/24に行われる米沢市長選の告示日が17日と迫る昨日(14日)、米沢青年会議所主催の立候補予定者「公開討論会」が開催された。 過去、毎回興味を持って会場に行っていたが、今回はNCVで実況放送されるので自宅のテレビで拝聴した。
立候補予定者は「中川勝氏」と「近藤洋介氏」の両名で、パネラーの設問に交互に答える進め方は、討論会と言うより施政方針演説の色合いが強く、丁々発止の論戦を期待した市民に取っては物足りなさを感じたことであろう。
両氏とも本市の安寧と発展を願っての公約に大差は無いが、目的達成のアプローチには近藤氏に現実味がある。
まちづくりに関して近藤氏は、「地域まちなか活性化に国の補助金制度があるので、それを活用して、米沢駅前からの中心市街地活性化を図る」と論じたが、小生もこの補助金制度には興味が有り、五年前に調べてみた。
当時県内では山形市と鶴岡市がその制度を活用し、山形市の場合は総事業費2億9千万円のうち2分の1の補助金を得て「水の町屋 七日町御殿堰(ぜき)」という物販・飲食店の入る施設を建造して賑わいを醸し出した。
又、鶴岡市では映画館・飲食店の入る「鶴岡まちなかキネマ」を建設したが、山形市同様2分の1の補助金を得ている。
小生は中川氏が市長に当選して間もなく「この補助金制度を利用し、城史苑北側を開発すべし」と提言したが、中川市長は駄目な理由を述べるだけで進展は無かったので近藤氏に期待したい。
人を本市に呼び込む策として、近藤氏は「城下町の景観と文化を生かした観光」と、歴史が大きな要素であることを述べたが、中川氏は伊達政宗生誕450年の時「竈の灰汁まで仙台に持っていったので何も無いからイベントはしない」と発言したことが議会でも問題視され、辛うじてシンポジウムを開催した経緯がある如く歴史には関心は薄い。
現在、NHKの米沢ラジオ中継放送所が上杉伯爵邸に隣接しているが、この場所は米沢城二の丸跡で、当時付近には寺院が19もあり、城内に寺がある城は全国的に珍しく、貴重な歴史遺産である。
よって鉄線を張り巡らせた景観は歴史の町に相応しくないと、NHKへ移転交渉をするよう安部市長に陳情したが進展が見られないため、小生は安倍晋三総理側近のO代議士の秘書W氏に相談した結果、「NHK本社の局長と面談し移転するとの確証を得た」との連絡が入ったのは中川市長の時である。
移転交渉は当然にしてNHKと米沢市間で行われるが、O代議士との係わりもあるので慎重に事を進めるべく中川市長と面談した。
すると中川市長は「移転は決まったので話は聞く必要ない」と話途中で席を立って以来4年近くなるが、米沢ラジオ中継放送所の移転問題は霧散霧消したかの如くである。
近藤氏は「城下町の景観と文化を生かした観光」と討論会で述べているので小生の悲願であるNHKの米沢ラジオ中継放送所移転跡地に「先人顕彰の杜」の創設を期待したい。
【続く】

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