ノーベル化学賞

2019/10/11 (Fri)
ノーベル化学賞今や携帯電話からノートパソコン、電気自動車(EV)などあらゆる分野に使われているリチウムイオン電池の開発と改善、商業化に携わったとして、吉野彰氏、スタンリー・ウィッティンガム氏、ジョン・グッドイナフ氏、3人に今年のノーベル化学賞が授与された。
リチウムイオン電池と言うと、思い出されるのが安部三十郎元市長の言動である。
5~6年前になるが、ポポロビル跡地に図書館建設計画が進められた。しかしポポロビルのテナント「魚民」との立ち退きで折り合いが付かず、計画は他の地へ変更しなければならない状態にありながら、プロポーザル費用や地質調査費で約1,000万円の公金を支出した結果、案の定ポポロビル跡地への図書館建設は挫折し、支出した公金は無駄となった。
「魚民」と揉めていることを隠蔽した行為を議会で咎められ、市長は「今後、重要な事案は必ず議会に報告します」と確約した。
同時期、山大はリチウムイオン電池のパイロット工場を米沢市に建設すべく、本市に助成を打診していたが、図書館建設に固執する市長は「魚民」問題同様、議会には報告することなしに断った。が、マスコミに「飯豊町にリチウムイオン電池のパイロット工場」と大きく報道され、安部市長が固辞したことが明らかになった。
議会で鈴木章郎市議(当時)は、『「今後、重要な事案は必ず議会に報告します」と約束したが、リチウムイオン電池のパイロット工場は本市にとって重要事案ではないのか』と市長に質すと、市長はしどろもどろの答弁となり、島軒議長(当時)に「質問の答弁になっていない」と二度も指摘を受ける狼狽ぶりであった。
しかし飯豊町の後藤幸平町長は、こんな美味しい物件を譲ってくれた安部市長に感謝し、後に行われた市長選挙には安部候補を支援したが、当選は中川候補の結果に、置賜の首長が祝いに駆けつけるなか、後藤幸平町長だけは安部候補に忖度してか、顔を出すことはなかった。
かくして後藤幸平町長は、リチウムイオン電池の研究がノーベル化学賞を受賞したことで満面の笑みを浮かべてテレビの取材に答えていた。
図書館を優先して選択した米沢市の中心市街地は疲弊し、リチウムイオン電池工場を選択した飯豊町は就労先が増え、地価の上昇もみられる。
かように、首長の資質が地方自治体の将来を左右するので、11月24日には「流れを止めるな!」と「つくる。新しい米沢」を標榜するどちらの候補者が市長に相応しいか熟慮してほしい。

この記事へのコメント

暗黒時代
毎度毎度、ABESAN市政の暗黒時代の話は尽きないのだが、この人を市長に選んだ我々にも責任が有ると思う。二度とこのような低次元の人を選んではいけないし、この人を神輿で担いだ人達は恥を知るべきである。 来月の市長選挙は、ある意味米沢人が試される選挙かも知れませんね。
Posted at 13:33:06 2019/10/16 by シュウ
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