ポポロビル跡地

2019/10/01 (Tue)
ポポロビル跡地安部市長時代に、市が購入するとした覚書を交わしたポポロビル跡地だが、昨年11月に当事者間合意の上で覚書は解約された。
すると、昨年12月定例会で海老名市議が「解約後のポポロビル跡地の対応」を中川市長に質すと「民間活力に期待し、市に跡地利用の計画はない」旨の答弁があった。
それを受けてか、建物は解体され現在更地になっているが、今年6/6に(株)ニューメディア(NCV)に売却され、今後のニューメディアの動向が注目される。
かつて、ポポロビル界隈は中心市街地として大変な賑わいを見せていたが、モータリゼーションの到来から大型店舗は郊外へと移り、疲弊の一途を辿っていたとき「図書館でまちの活気を喚起する」と、当時の安部市長は現在のナセバ建設に着手した。
この時、機能している「まちの広場」を壊してまでの計画に、大方の市民による反対運動が湧き上がったが、図書館で街興しを妄信する彼は強引に計画を遂行した結果が、今や中心市街地最後の砦の大沼デパートも閉店し、シャッター通りはおろか歯抜け状態の見るも無惨な街並みを呈している事に、現市長は「民間活力に期待する」と無策の市政はいかがなものか?
「町屋の屏風まつり」で知られる新潟県村上市は、米沢市と同じく城下町としての歴史を持つが、「まちづくり計画」として「城下町の町並み、景観を活かし、緑と花の潤いのあるまち」を掲げ、国の助成金を利用して写真のような「まちづくり」に着手している。
我が米沢市も、民と官とが協力して知恵をだして、現在の長期計画を見直す時期にある。
来月(11/24)に行われる市長選は、中川現職市長・海老名前市議・近藤前代議士の三つ巴戦と思われていたが、ここに来て海老名前市議が立候補を取りやめるとの噂があり、中川・近藤の一騎打ちのガチンコ勝負の可能性大なので有権者の深慮ある判断に期待する。


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この記事へのコメント

旧市街について
ポポロ跡に何億もかけて公園を作って米沢市中央部に活気が戻って来ますかね?
たしかに前市長が公園を撤去して図書館を作ったのは愚策だと思うが、あの場所に税金をかけるのは反対です。 米沢中央部という場所は旧市街という位置付けでしかないし、企業は便利で広い商業地を求めている。もしかしたらイオンあたりが別の場所に移る可能性だってあるし、イオンが動けば、天童のように商業地域も変わって行く可能性もある。
図書館を建てる前なら、図書館とポポロ跡地を合わせて新文化会館を建てるのが理想的だったと思うが、市長候補の御三方はどう考えているのか是非聞いてみたいですね。
Posted at 07:08:41 2019/10/01 by シュウ
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