予算特別委員会傍聴記

2013/06/21 (Fri)
予算特別委員会傍聴記小生の知人が「鬼の会を見た(聞いた)」と憤懣やるかたない表情で事務所にやって来た。
もちろん新文化複合施設建設費の増額に付いてである。
「当初予算の65%もの増額は3.11震災があったにせよ、異常な数字で計画が杜撰であった証左だ。ここは酒田の駅前開発中止を見習って計画を白紙撤回すべきだ!!」
さらに、
「市職員の給与削減はどうなっているんだ?鶴岡市は6.26%削減したぞ。安部は税金を使うことしか考えていないのか?議員は一体何を考えているんだ」
と、口角泡を飛ばして一気に喋りまくった。
小生は「20日にその件について予算特別委員会があるので傍聴し、その報告をブログに掲載するから」と説明すると、彼は喋る事でガスが抜けたのか静かな口調で「たのむぜ」と帰って行った。
6/20午前10時、予算特別委員会を傍聴した。
委員会が開催されるや、佐藤ひさし議員より「審議事項の表記に誤りがあるのではないか」との発言があり委員会は中断した。
当局が誤りに気づき、印刷物を訂正差し替えることで中断は1時間に及び、再開は11時となった。
当然、複数の市議より職員の「気の緩み」が指摘され、本題に入る前に相当の時間が費やされた。
委員会の内容については正確を期するためICレコーダーを聞いて後日報告するが、委員会の休憩時間に係員が小生に近づき「他から言われたのでレコーダーの使用を中止するように」と注意した。
以下、小生と係員の応酬である。
・小生「レコーダー使用禁止の条文はあるのか?」
・係官「有ります」と書類を提示した。
・小生「これは議会に付いての条文ではないか、ここは委員会だ」
・係官「議会とは委員会を含みます」
・小生「議会とは議場における本会議の事で、委員会と同じとは認められない。同じとする条文を提示せよ」
・係官「条文はないがその認識でやって来たから従ってくれ」
・小生「規則・決りも無いのに従うつもりはない。だいたい市庁舎使用規定に定められている庁舎への私的幟を掲げることの禁止を無視して、安部市長は自分の選挙の旗印"自由の風"を掲げ続けているではないか。
安部市長は規定が有っても守らないのに、規定にも無い慣例に市民が従う義務はない。
禁止の理由を糺すからレコーダーの禁止を唱えた職員をここに連れてこい」
・係員「名前を明かすことは出来ない。レコーダーの使用については議運で検討します」
本会議場でのレコーダーの使用は新聞記者は認められているが市民は認められていない。
秘密会でない公開が原則の議場で「市民に録音されることでの障害があるのだろうか」との疑問は以前より持っていた。
写真撮影はシャッター音やフラッシュ光による影響があるだろうがレコーダーには考えられない。
考えられるのは、言質を取られることで誤魔化しの効かなくなる当局の都合だろう。
田沢コミセンの録音をブログに掲載した反響はすごかった。これを恐れた「嘘つき職員」がナーバスになり係員に注意するよう促したのではないか。
もし議運で検討するのであれば「本会議場でのレコーダー使用の許可」だろう。
附【予算特別委員会とは】
予算審査のために本会議で議決され、設置される委員会で、各定例会に予算(案)が提出されたときに、本会議で予算特別委員会に付託され審査を行う。

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