第25回参院選

2019/07/23 (Tue)
第25回参院選今月21日に行われた参院選に於いて、山形県は野党統一候補・芳賀氏の初当選の結果となり、全国では「自民、公明両党が改選過半数を超す71議席を得て勝利した」とマスコミは報じている。が、小生は「過半数を超す」とか「過半数を上回る」と言う表現に違和感を抱く。
「過半数」とは、「全体の半分以上の数」という意味で、即ち100の場合51以上のことを意味し、「過半数を超す」は51を超える52以上と言うことてあり、「半数を超えると」「過半数を超える」には意味の違いがある。マスコミ各社はこのことを意識して報道しているのだろうか?
「過半数」だけで半分を超えるということは明らかであるから、この場合は「半数を超す」とか「半数を上回る」とするのが正しいのではないかと思うが、NHKでさえも「過半数を超す」と伝えている。
何故「過半数を超す」との言い回しを使うのか知りたいものだ。
NHKと言えば今回の山形県選挙区に「NHKから国民を守る党」として小野澤健至氏が出馬した。政見放送をテレビで見たが共感するものはなく掲示板には選挙ポスターも張られていない。本当に当選を目指して立候補したものか疑問に思えたが、その候補者に13,800票もの札が入ったのには驚いた。
参議院場合、選挙区に立候補するには300万円の供託金を払い、選挙の結果有効投票総数と議員定数の商の8分の1に満たない場合には没収となる。よって小野澤健至候補者は供託金没収となるが、それを踏まえて立候補の目的は何であったのか?
うがった見方をすれば、芳賀候補と大沼候補が拮抗していることから芳賀候補の票を食わんとして誰かが差し向けたとも考えられる。
小野澤健至候補者の13,800票は大沼候補者から流れたとは考えにくく、無党派層からではないかと思え、もう少し芳賀候補と大沼候補が拮抗すれば小野候補者の13,800票は大きな意義を持つことになるが、今回は功を奏することができなかったと推測する。

この記事へのコメント

米沢市は蚊帳の外
今回は知名度の高い芳賀さんが勝ったが、どちらが勝っても、米沢や東置賜は蚊帳の外ではないだろうか? 衆議院には鈴木議員がいるが、米沢での活動はあまり知られないし、置賜の事を考えているのだろうか? 住所だけ山形に移しているだけでは山形選出の国会議員とは言えないし、大沼議員と印象が似ている。国会議員は国の仕事が最優先なのは分かるが、選挙の時だけ、地元に張り付くだけではなく、足元である地元の問題にも目を向けてもらいたいね。
あまり、仕事ぶりが悪いと大沼さんの二の舞になるかもしれない。
Posted at 13:00:02 2019/07/24 by シュウ
この記事へのコメント

過半数
日本国憲法第五十六条の2、第六十八条の1、第九十五条、第九十六条の1を参照されることをお勧めいたします。
Posted at 09:02:11 2019/07/24 by
この記事へのコメント

無所属の芳賀氏が「選挙に勝った」ことで、元衆議院議員の近藤氏も、無所属で出ていれば当選していたと、前回総選挙の結果を反省していることと思います。
柳の下の泥鰌ではありませんが、近藤氏は過去の人、国会はあきらめて市長に転向してくれることを期待します。
Posted at 17:30:13 2019/07/23 by 万世村人
コメントフォーム

この記事へのトラックバック

この記事のトラックバックURL
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)