市道補修工事の材料費水増し事件

2018/12/07 (Fri)
市道補修工事の材料費水増し事件【さくらんぼテレビ報道】
山形県米沢市から受注した道路の修繕工事をめぐり、使用した資材の量を水増しし、費用を不正に高く受け取った疑いで、市内の建設会社の男2人が警察に逮捕された。
詐欺の疑いで逮捕され、7日検察庁に身柄を送られたのは、米沢市にある「今田土建」の取締役・今田友幸容疑者(35)と、今田土建の社員・冨樫悠亮容疑者(34)の2人。
警察によると、2人は、今年米沢市から受注した市道の修繕工事で、使用したアスファルトの量を水増しして費用を請求し、市から請負金26万4600円をだまし取った疑い。水増しは、アスファルトの納入業者からの納品書を改ざんする手口で行われたと見られ、実際は2トン程度だったものを倍の4トンに書き換える不正を行ったと見られている。
警察の調べに対し、今田容疑者は「だますつもりはなかった」と容疑を否認しているが、冨樫容疑者は容疑を認めているという。警察は、2人が同様の犯行を5年前から繰り返したと見ていて、今後、裏付け捜査を進める方針。
上記事件について当会には下記文面の封書が届けられていた。
矢来のこんたどけんが
舗装の穴埋めで 偽装している
市から600まんえんおおく請求した
○○ ○(氏名)
封書は8/13に届けられた事から業界や庁内では以前から噂になっていたのかも知れない。報道によると5年も前からの不正行為と言う。
当会の掲示板投稿にあるように、素人目にも見抜けるような不正手口の材料費水増しを、市の担当者が気づかなかったのであろうか?
小生は2003年の北海道警裏金事件を思い出す。取り締まる側の警察が事もあろうに不正経理で裏金をこしらえ、私的に流用していた事が報道されると、他の官公庁内でも同様な手口で裏金を捻出する不法行為が次々に発覚し、大きな社会反響をもたらした事件である。
今般の材料費水増し事件も同じ匂いを感じるが如何であろうか?
土木課長ともなれば専門職であり、5年間には数人が就任しているであろうから、全員が気づかなかったとは思えない。
不正を黙認する事が申し送り事項とされていた5年間で、その間に課・個人にキックバックがあったのではないかと疑ってしまう。
市民の税金を支出するのであるから、唯単に業者に罪を被せるのではなく、何故このような不正が5年間も罷り通ったのであるかを議会で追及し、制度の見直しを図るべきと思うが、現在の議員の能力では望む方が無理なのかも知れない。

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