12月定例議会

2018/12/05 (Wed)
12月定例議会11/29より12月定例会が開催されている。12/3には中川市長の次期市長選への対応が質され「就任前から本市は大きな課題を抱えていた。1期4年では解決出来ない。」として2期目の市長選に出馬する事を表明した。
中川氏の表明の前、12/1の米澤新聞によると「海老名氏が出馬を表明」と題し、「市長とやり取りをする機会はあり、議長職を辞した後の経過の中で失望という2文字が頭をよぎったのは事実だ」と述べたと報じている。
海老名市議が中川市長の何に失望したかは具体的な記述が無いので分からないが、シュウ氏のコメントでは、『海老名市議はコンパクトシティ実現のために「中心部に移住誘導するために固定資産税などの緩和」を提唱』とある。
戦後の経済成長から、居住地域は拡大の一途であったが、人口が減少する昨今、居住地域をコンパクトにまとめる行政効率の良いまちづくり「コンパクトシティ」政策が提唱されるようになった。
よって、多くの自治体が巨費を投じてコンパクト化を試みたが、その成果は極めて限定的で、失敗事例は数多く有る。
かつて安部三十郎元市長は「コンパクトシティ」化の為に複合施設のナセバを建設すると議会に説明し、青森市の複合施設「アウガ」をその成功事例に取り上げ、市民にもアナウンスを行った。
しかし今日現在、鳴り物入りの「アウガ」は倒産し、「コンパクトシティ化」の失敗サンプルになっている。
かように「コンパクトシティ化」は難しく、『海老名市議はコンパクトシティ実現のために「中心部に移住誘導するために固定資産税などの緩和」を提唱』などは、その稚拙さから「失望という2文字が頭をよぎった」と返したい。

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