胡散臭い二名の市議②

2018/11/12 (Mon)
胡散臭い二名の市議②シティプロモーションは1990年に和歌山市が最初に使ったとされているが、ここに来て自治体のブームとなっており、シティプロモーション・シンドローム(症候群)ともいえる状態だ。
言葉を直訳すれば、シティ=都市・市、プロモーション=消費者の購買意欲を喚起するための活動となるが、一般には、「地域の魅力を内外に発信し、その地域へヒト・モノ・カネを呼び込み地域経済を活性化させる活動」と概ね定義されている。具体的には、
①自治体の認知度を高める
②定住人口を獲得し、移出人口を制す
③交流人口の増加
④既存住民が地元に愛着心を持つ
⑤企業誘致
等が目的に上げられている。
島軒純一市議と中村圭介市議の提言もこの線に沿ったものと思うが、2市議の提言があった同日の2日に、中川勝市長は『次の米沢へ「挑戦と創造」の出発式』をアルカディアで開催し、「米沢ブランド宣言」を行っている。
この「米沢ブランド宣言」の内容もシティプロモーションと似たり寄ったりで、シティプロモーションの①~⑤等は、これまで盛んに言われてきた事で、特に目新しい発想では無い。
提言者の2市議は、横文字やカタカナ文字を使うと「格好いい」とか、「俺は市議活動をしているぞ」と選挙前に市民にアピールしたいのだろうが、米沢市議会基本条例の制定と実行の経過を見れば、単なるパフォーマンスにしか映らない。
新たな条例制定を提言する前に、自ら定めた「米沢市議会基本条例」を遵守している市議であるかを、胸に手を当てて考えるのが先決だ。
ネットでシティプロモーションの成功例を調べても、「ゆるキャラ」「ご当地グルメ」「田舎ぐらし」等が上げられているが、これらはシティプロモーションでなければ実現出来ない事柄ではない。
シティプロモーションとは、これまで自治体がやってきた事や、これからやる米沢ブランド事業等を十把一絡げ(ジッパヒトカラゲ)にしたようなものと解釈し、あえて担当課を新設する必要は無いと考えるが如何か。
【続く】

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