村上市のまちづくり

2018/10/09 (Tue)
村上市のまちづくり新潟県村上市は人口61,000人程の城下町である。米沢は大正の大火で上杉風情の街並みは消失したが、村上市は今なおその情緒を残し、400年程前から各家庭伝わる屏風を9月15日~10月15日まで無料で披露している。



400年も前の物が受け継がれている事と、1ヶ月もの間各家庭が無料で開放する村上市民の心意気に感動するが、それ以上に「まちづくり」に取り組む姿勢に関心を覚える。
下の川越を彷彿させる写真は、かつてシャッター通りと化した地域を各商店がセットバックに協力のもとに道路を拡幅して、かような街並みを形成し、逐次その範囲を広げるのだという。それには国の助成金利用との事。



各家並みには竹に花が生けられ、もてなしの感を醸し好感が持てる。又、その普及には街角で製作を実演して、希望者に無料で配っている。
村上市独自の「まちづくり」は、他の地方自治体が参考にする程で、国の金を利用して町を作り替える行政力には感心するが、それに引き換え、本市の行政力は如何なものか? 尚山氏の指摘の如く、あまりにもお粗末である。
道の駅米沢はオープン以来、入場者数100万人を突破したと鼻息が荒い当局だが、反面、上杉城史苑は10%売上減と聞いている。
小生は元大門警察脇で観光客対象の「よねおりの店」に関わっていたが、上杉城史苑がオープンするやいなや赤字に転落し、閉店に追い込まれた。
それをよそ目に、特定市民はその懐を肥やして悦に入っているが、公金が投入され、官地が利用される事業であるから、その果実は市にもたらされ、市民に還元されるべきだが、N氏・S氏への利益供与が実情であると、善後策を当局に進言するも「馬の耳に念仏」・「蛙の面に小便」の行政である。
道の駅入場者数100万人を喜んでばかりいないで、米沢市の投下資本を如何に回収して市民貢献を行うかが肝要である。

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