平洲椿のこと

2018/10/05 (Fri)
平洲椿のこと関根の普門院にあるユキツバキは、上杉鷹山公の先生である細井平洲師の手植えと伝えられ、俗に「平洲椿」と称されている。
数年前から「此のツバキは、図鑑にも収録されていない品種ではないか」との話題が持ち上がり、識者が品種登録を日本ツバキ協会に打診したところ「一本だけの椿では枯れてしまえば無くなるので、登録には多くの同種を要する」との教示から、米沢市の植物研究家「山口邦彦氏」は普門院の許可を得て挿し木を行った。
今年6月に植え付いた苗木を市民に頒布し、正式に日本ツバキ協会に登録を申し込んだところ、過日、下記の認定書が届いた。
・品種名:「平洲椿」(別名:師弟ツバキ)
・学 名:Camellia rusticana Honda 'Heishu tsubaki'
・優秀古木ツバキ第10号「平洲椿」(本年度第1号)
小生は、これを観光に寄与すべく①上杉伯爵邸の庭②上杉家御廟所に植える事を関係者に打診したところ了解を得た。
米沢藩17代当主「上杉邦憲」様にもこの事を報告すると、
「ようざん桜の杜としての整備の始まった愛宕地区にも植樹が可能でしょうか?」「米沢のシンボルツリー、よねざわのたからものとして平洲椿が広まることを祈念しております。」とのメールを頂いた。
「歴史のまち米沢」とのキャッチフレーズも「歴史を感じる所は何処?」と首を傾げてしまう。
来年は上杉鷹山公入部250年に当たるので、「平洲椿」のイベントを考えている。
ある市会議員にイベントの協力方を打診すると「市民パワーでやるべきで、議員はそれには関与せず、予算の審議を行えば良い」とのことであった。

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