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米沢市立病院のこと②

kage

2018/06/11 (Mon)

米沢市立病院のこと②

 現在の米沢市立病院が老朽化したので「どげんかせんないかん」と言うのは、行政・議会・市民の共通した認識であろう。ならば如何様にするかに付いてはまともな議論がされたであろうか?

 数年間「市立病院建替検討委員会」で検討された事はされたが、所詮「飯事遊び」の「絵に描いた餅」を提示したに過ぎず、その間に市立病院には精神科の医師が居なくなり、業務を停止した。
 国の「地域医療連携推進法人」が制定されると中川市長はいち早く名乗りを上げたが、その中身は現在"嘉山孝正山大医学部参与"と"仁科盛之三友堂病院院長"に丸投げして進行中であり、米沢市は救急・急性医療を、三友堂は回復期医療を分担し、双方の法人の建替場所は現在の市立病院であることがほぼ確定した。

 小生が常々思うのは、何故土地を優先して議論しなければならないかと言う点である。
 これまでの総合病院から、一部の業務のみの一般社団法人化にどれだけのメリットがあるか?一番タイトと言われる救急医療の医師確保は担保されているのか、精神科の二の舞にならないか?尚山氏も言うように「市は医療業務を他に任せる事が出来ないか」?県立病院・国立病院・日赤病院の誘致は出来ないか?最初に手を挙げた多くが辞退したのは何故か?などなど議論すべき点は山程有る。

 4月末の米沢市の人口は8万1千人で間もなく7万人台になる。人口減に歯止めのきかない現状に、新庄市の病院事情を少しは参考にすべきであろう。
 新庄市は約3万の人口だが、徳州会病院と県立病院がある。特に県立病院は、2023年開院を目処に、来年度約200億円の建替予算が県議会で承認される運びという。

 市民を「聾(つんぼ)桟敷」において、基本計画作成に1億2千万円を計上しようとしている行政と議会に、ナセバの無駄遣いの再現かとの思いが募るやるせなさを感じる昨今である。

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