春の行楽シーズン

2018/04/25 (Wed)
春の行楽シーズン日本人の桜花に対する思い入れは強いようで、満開前線を追って観桜客が移動する。今年の開花時期は例年より早く、米沢は20日頃が見頃だったが、20日は晴天で「道の駅米沢」のオープンと上杉神社の桜満開が重なり両所とも大変な賑わいであった。
反面、中心市街地と称するナセバ界隈はポポロビルの解体が始まったので、解体後の予定を市に問い合わせると「民間独自の工事なので市は関与しておりません。その後の予定は分かりません」との返事であった。
そもそも、この周辺に30億円もの巨額資金を投入した安部三十郎市政は「図書館による中心市街地の活性化」であり、ポポロビル跡地は『市が更地で買い取り、ナセバ建設のため壊してしまった「まちの広場」を復元する』というのが市民との約束であったはずだ。
しかし、中川勝市長は「ポポロビル跡地は民間が考える事」と、30億円を注ぎ込んだ中心市街地の再興策には全く無頓着であることは「中川市長のまちづくりが遅れている」と吉村県知事に言わしめる要因の一つではないか。
「道の駅米沢」は、この所入場者が多い事は喜ばしいが、米沢市民にとってのメリットは果たして如何なものか?
過去に、上杉城史苑がオープンすると、町中歩きの観光客が激減し、既存の商店の多くが閉店に追い込まれ、極一部の利権者が懐を暖める構図が構築され現在に至るが、城史苑は民間の1/4の借地料の恩恵を受けながら駐車場は無料で使用している。このように本市にとってのメリットは薄い。因みに道の駅いいで「めざみの里」は年間1,300万円ほど町に納め、その貢献度は評価できるが、はたして「道の駅米沢」はどうであろうか。
オープン当時の「めざみの里」は赤字経営が続いたので、ジャスコより有能な人材を抜擢して駅長に据え、それまでの役所的経営を民間感覚に変えた事から収益が改善されたが、「道の駅米沢」は公務員的要素の強い元国鉄(JR)の駅長であり、市の威光が強い人事構成から、既に不協和音が聞こえてくる。

この記事へのコメント

ポポロビルについて
今更ポポロビルの跡地を市で買い取って公園にして米沢が活性化するわけない。
今は郊外に大店舗が進出していて、時代遅れの発想だよ。
Posted at 07:19:45 2018/04/30 by シュウ
この記事へのコメント

万世村牛森に「結婚記念植樹の森」」がある事を何人の市民が知っているでしょうか?
一昨年たまたま老人性放浪癖が発症し、野球場前の山に登ってみたところ、くだんの場所で植樹された桜を見ることが出来ました。
市内の桜が咲き終わるころに満開の花を見せてくれます、今日衰えた足腰の鍛錬と思い現地に上ってみました、見事な葉桜でした、花をつけている木は僅か数本でした。
観光客が訪れる場所ではありませんが、市の事業として公金を投じて行ったものと思われます、桜は葉を愛でるものでしょうか?花を愛でるものと認識していましたが米沢市ではこの認識は間違いのようです。
米沢の「団扇行行政では」作れば終わり、後は利用者が維持管理を行え、利用方法を考えろといった姿勢です、この掲示板にあった西条無人公園・無者道・館山公園のかっぱ桜(木の頂部に花がない)何れも放置されています、団扇ではなく扇子の様に必要な時は開き不要の時は閉じる、作った施設はそれ相応に手をかけるこれが公費の無駄遣いにならない行政の在り方ではないでしょうか?
Posted at 16:22:43 2018/04/26 by 万世村人
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