上杉雪灯篭まつり[御三階]

2018/02/12 (Mon)
上杉雪灯篭まつり[御三階]第41回上杉雪灯篭まつりは、東北中央自動車道 福島~米沢間の開通に、これまで2日間の開催を2/10・11・12の3日間と1日余分に行われたが、昨年より、まつりに「御三階」が加えられたので触れてみたい。

御三階は上杉景勝によって作られ(伊達時代の説有り)、高さ約10m、三重三階の隅櫓で本丸の東北(現在の上杉㬢山公之碑の場所)に有り、明治7年に取り壊されたが、次のように伝えられている。
上杉景勝は会津で建設中の「神指城」を徳川家康に咎められ、進攻の口実を与えた事に懲り、権威の象徴である天守を建てるのを遠慮して、この御三階で代用した。当時、家康は一国一城令を出し、城普請は幕府に届けなければならない定めが有ったことと、幕府への恭順の意を示して、景勝は城作りを控えたのだという。
米沢城跡は現在の松が岬公園だが、訪れた観光客は、天守閣どころか石垣や櫓の無い城跡に「これが米沢城?」と訝(いぶ)しがるという。
そこで、御三階を復元して、「米沢城にはこのような物語がある」と観光に役立てれば良いと思う。その建築費は「ふるさと納税」で得た益を廻せば財政に大きな負担とならないのではないか。
東北中央自動車道の開通を手放しで喜んでいないで、本市の観光環境を整える観光行政を中川勝市長に期待する。

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