大正ロマン

2017/11/11 (Sat)
大正ロマン昭和の高度成長期には、多くの日本的建造物は、いわゆるビルと言われるコンクリート製の洋風建物に作り替えられた。温泉街でも競って大きなホテルが建てられ、多くの団体客を収容して活況を呈した時期もあった。
反面、その波に乗れなかったか、乗らなかったか分からないが、旧態依然の建物で営業を続けてきた旅館もある。
NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことで一躍脚光を浴び、当地の旅館「藤屋」の女将をつとめた藤ジニー(現在は離婚してアメリカへ帰国)がCMに出演するなど、全国的にその名を知られることになった尾花沢市の銀山温泉は、銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけて建築の旅館が立ち並び、大正ロマン漂うこの光景は、多くの観光客を惹きつける。
銀山温泉の名前は聞いていたが、実際に行ったことが無かったので、横手市の帰りに訪れた。驚いたのは、「大正ロマン貸衣裳」をまとった多くの若者が散策していることにあり、ガス灯風の街灯、大正ロマン漂う旅館群と若者の出で立ちは、古きものに癒やしとやすらぎを覚える小生であった。



人は誰しも、古きものに出会ったとき、少なからず「癒やし」と「やすらぎ」を覚えるのではなかろうか。米沢市でも赤芝の新藤氏は「古民家・孫太郎」をオープンしたので、そのうち訪ねたいと思っている。
栗子の高速道が開通したことを手放しで喜んでいないで、これまでとは違う切り口の観光事業に取り組むことが肝要ではないか。

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