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裁判官に正義はあるか?②

kage

2017/10/14 (Sat)

裁判官に正義はあるか?②

 今般の裁判は、ナセBAの追加工事料3,000万円が支払われたのは、『建築工事に関わった市職員の虚偽の説明による議決の結果である。 虚偽により議会を欺いた市職員の行為は違法であり、「行政行為の違法性の承継」として「先行行為が違法なら、後の行政行為も違法として引き継がれる」』として提訴された事案であるから、裁判官は先ず「担当職員は虚偽の説明を行ったか」「虚偽の説明が違法と言えるか」の判断を示すべきであるところ、この件には一言も触れずに「建築工事に関わった市職員は支払いの権限を有していない」との理由で却下された。

 となると、市職員は委員会や議会で事実と異なる説明や報告を行っても「無罪放免」との免罪符を与えたことになる。このようなことが一般社会で許されるであろうか?
 例えば前稿のように、社員が会計係に「客先の接待の経費です、支払って下さい」と求め、会計係が支払ったとする。しかし、真実は客先接待の経費ではなく、社員個人の「買春代」であった場合、この社員は支払い権限を有していないので「無罪放免」となるであろうか。
 
 このように、一般社会通念では通らないことも、行政訴訟で公務員が罰せられることは皆無に近い。小生が相談した7名の弁護士はすべて代理人を拒み、「行政訴訟に法律は関係なく、民間敗訴と決まっている」「勝訴となるのは①原告の命(生活)が掛かっているか、②1,000名以上の原告か、③10名程の代理人弁護団が付いているかである」との弁を賜った。
 その理由は、①~③のような条件の裁判なら、今回のようにいい加減な判決を下した場合にはマスコミ(世論)が放っておかないからだという。
 良い例に、2012年9月に提訴された「最上小国川ダム公金支出差止等住民訴訟」は未だに結審に至らない。

 「絶望の裁判所」の著者、元エリート裁判官の瀬木比呂志が「裁判所の門をくぐる者は一切の希望を捨てよ」と言うように、裁判官が正義の味方と思うのは幻想である。
 
 しかし、「もしかして正義の裁判官に当たるのでは」と淡い期待を抱いて「控訴」を考えている。

裁判

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kage


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