市立病院のこと

2017/10/05 (Thu)
市立病院のこと「地域医療連携推進法人」を共同設立する米沢市立病院と三友堂病院は、設立後にそれぞれが担当する入院診療を、嘉山孝正・山形大医学部参与、中川勝市長、仁科盛之・三友堂病院理事長らによる検討委員会で、正式に決定したとの新聞報道があった。
それによると、2023年度までに開院できるよう、両病院ともに施設建て替えを行い、市立病院(現在322床→300)が急性期医療を担当し、三友堂病院(現在190床→170床)が回復期医療を担当する。適切な役割分担をすることで、医師不足解消と経営改善などが期待できるという。
建て替えられる市立病院は、現在とほぼ同じ規模で、急性期医療(救急・手術)を担当し、三友堂病院は回復期医療を担当するとのことだが、全国的な医師不足は急性期医療(救急・手術)の分野である。
はたして医師の確保は大丈夫だろうか? 本当に役割分担をすることで医師不足解消と経営改善が出来るのであろうか?
市立病院が精神科の医師不足からその分野から撤退したのは記憶に新しい。中川市長にその件を質すと「嘉山孝正・山形大医学部参与が関わって居るので心配ない」との見解だが、如何なものか疑問は残る。
心配なのは、建替の為の資金は如何程の額になり、その返済の為に市財政はどうなるかだ。これまでの市立病院は毎年10億円に近い赤字経営であり、新病院もその程度の赤字を出すと思えば、返済金は市民サービスの低下に頼る他無いのでは? 数々の疑問はあるが、間もなく詳細が発表されるであろう。

この記事へのコメント

必要かどうか
市立病院の件は高橋市長の時から、話題に成っていた気がする。民間に任せるものは任せて。
Posted at 23:31:32 2017/10/06 by たけ
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