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投書「街中図書館構想の意義」と「戦国の杜」について。

kage

2011/06/06 (Mon)

 市民からの投稿が本会のブログ(掲示板5/30)に入ってきた。

内容を要約すると「戦国の杜」の存在について、
・来館者が少ないのに市は水増して来館者数を発表している
・係員の数が多すぎ税の無駄遣いではないか
・係員の勤務態度が良くない
・安部市長はこの事態をどう考えるか。 との事である。

 そこで小生は本会を代表して戦国の杜なる会場に出掛けてみた。
未熟な展示会場であり、無料だとはいえあの粗末な展示物で人を呼べると考える発案者が異常だ。
ときどき安部市長がお忍びよろしく来店するらしいが、内情をどうとらえているものか 何の矛盾さえも感じない市長であれば「大バカ市長!」といわねばならない。

  建物の4階は芸術文化の作品展示場として市が改築して、年間約3千万円の借家料を支払っている。ところがNHK放映の大河ドラマ「天地人」の好評さで人を呼べるとして最近ポポロ1階に開店したのが「戦国の杜」というわけだ。
  賃料は年間600万円。月々50万円の家賃ということになる。
経費については家賃プラス人件費だが1日15人程度の入場数である現況に疑問を感ぜずにはいられない。

  現在、米沢市の中央商店街といわれる通称シャッター通りには人影もすっかり減ってしまい、往時の米沢市の賑わいは今はい。
だからといって、そのまま放っておいて良いとは市民のだれしもが思ってはいない。いえることは「街は開発によって移動」するということだ。  そこで安部行政は賑わいを取り戻すべく策を困じたのがポポロ跡に街中図書館を構築するという考え方だ。

 街中図書館建築は単独事業ではなく、ギャラリー等の施設・駐車場・サッカー場・歴史の杜・歴史的景観整備等の総額約50億円の事業計画に含まれるものだが問題はその財源にある。
  20億円はお上より助成されるが30億円は市民の借金という点である。
思い起こしてもらいたい。夕張市が破産したのは補助金や助成金に目が眩み確たる返済の手段を構築する事無しに借財を増やした結果であるという事を。

  安部三十郎市長は「しがらみの無い政治」「箱物行政との決別」を掲げ市長になったはずだが8年たった現在、一部の企業家・政治家と通じ利益誘導が始まった。
確かに50億円が動けば一部の企業は潤うではあろうが、問題はその後の維持費と借財の返済である。
  この事を心配する一部の市会議員は投下資本に対する効果を数字で示すよう市長に求めているが市長は「米百俵」の話でお茶を濁し質問に答えようとはしない。
【米百俵とは】
  長岡藩士の生活は窮乏を極めたため、支藩三根山藩から米百俵がお見舞いとして送られた。当時、藩政を担っていた大参事小林虎三郎は、将来のために教育の充実が第一であると考え、彼はこの米百俵を藩士に分配せずに売却することを計画し、その資金で学校を設立、将来の長岡や日本を背負う人材を育成しようと考えた。

 すなわち「米百俵」の例えとは、返済の義務のない米(財源)をいかに使うかであり、何年か前に有った「ふるさと創生交付金」を市民に分け与えるか、後世に残る事業に使うかという問題の引き合いである。
今般の図書館建設はそれとは別で、借金を後生に残すか否かと言う問題であり「米百俵」の話を引用するとは歴史誤認も甚だしい。

  今年3月議会では上記案件が承認されたと聞くが、一部の議員から「大震災後の今、事業を進める事に反対である」との意見が有ったが賛成多数で可決されたという。
ちなみに見直しを唱えた議員は次の5名である。
鈴木章郎市議、島軒純一市議、小島卓二市議、渋間佳寿美市議、鳥海隆太市議

  疲弊しつづける米沢市にとって50億円の事業が一部の業者や政治家の利益獲得の具として無駄使いができる余裕はないはずだ。
街中に瓦礫のように建っているポポロだが、これも市政の先を読まない開発の結果だ。

  このままの米沢市であれば10年間で損壊するであろうと試算されている危険な街だ。 第二の夕張市のように国の管理下になろうとするのか。
そうなれば2度目の国の管理となる。そんな不名誉なことを繰り返さないために、米沢市は無駄を省き、企業誘致に真剣な眼差しを向けるべき年だろう。

 このところ市が誘致した企業はゼロで撤退する企業が出てくるばかりだ。
米沢のNECは分社化され、縮小が案じられるというご時世だ。

 市長ならば出て行く金よりも入る金(増収)を職員とともに考えよ。

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kage


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