東京の友人の友人氏へ④

2017/08/14 (Mon)
東京の友人の友人氏へ④度重なるご意見に感謝申し上げる。
地元の偉人や象徴を、フィギア・モニュメントとして設置することは何処の地域でも見られることである。その場合に頭を悩ますのが何処に置くかだが、小生は前田慶次に限らず設置場所選定に関わったので述べたい。
◆上杉神社参道に上杉鷹山公座像のとき。
今から30年程前のことになるが、所属していた松が岬ライオンズクラブの周年記念事業として上杉鷹山公座像を米沢市に贈呈する事と決まった。
市にそのことを申し出ると受け入れに難色を示したので、米沢駅前広場が候補地に上がり交渉したが、場所が無いとのことで断られた。
再度米沢市に「上杉神社参道(現在の場所)」への設置を申し出ると、「あの場所は県の補助金を得て作った公園で、それを象徴するのが噴水だ。そのモニュメントに尻を向けることは罷り成らん。噴水と正対する向きなら良い」とのことで設置する事と相成ったが、訪れる方から「何故、上杉神社参拝客に尻を向けているのか」との苦言が多く寄せられた。
苦肉の策として「鷹山公は今でも市政を心配し、市役所のある方向を向いて目配りしているのです」と説明したが、何とか参道に向きを変えたいとするのがクラブの願いであった。
そこで小生が会長の時、高橋幸翁市長に「要望書」をもって願い出ると、「予算が無いので直ぐには出来ないが善処する」との回答を得た。数年後、県から補助金が出たので現在の向きとなり、安堵した。
かように、如何に良かれと思われるモニュメントでも設置場所には苦労するが、送る側とすれば、ゆかりの地(生誕地や住居地)に拘る場合と、ゆかりの場所ではないが、モニュメントをもって、ゆかりの地に多くの人を誘導するを目的とし、駅前等の人の集まる場所に設置する場合が有る。
慶次の館の場合、本市で一番観光客が訪れる地に隣接していることから、開館時には多くの観光客から「堂森の善光寺に行くには?」と質問を受け、用意した案内図があっという間に無くなった経緯がある。しかし観光は点として展開するのでは無く、面として展開すべきと考える小生なので、中川市長が道路の復元に応じた場合は慶次の館を起点とした「まちなか回遊観光」を仕掛けたいと思っている。

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